JICA海外協力隊の世界日記

伊藤 有信のメキシコ滞在日記

メキシコは、クリスマス、大晦日、お正月そして、「ロスカ デ レジェス」です。

メキシコでは、クリスマスシーズンが1月6日まで続きます。それまではクリスマスツリーを片付けません。それは「ロスカ デ レジェス」を祝う日が1月6日にあるからです。今回はその「Rosca de Reyes]をご紹介します。この日は東方の3人の賢者がキリストの誕生を祝って贈り物を届けに来た日なんだそうです。学生たちによると3個のプレゼントをもらえるので、ある意味クリスマス以上に、楽しみだそうです。日本のお年玉のことを話したら、同じようにお金をもらうこともあると学生たちが話してました。また、この日に欠かせないのが「Rosca de Reyes]と言うパンです。写真のようにこの季節はどこのパン屋さんでも、サイズの大きなものから小さなものまで置いてあります。ロスカは大きくて900円くらい、小さなもので180円くらいです。

写真のように、ロスカは輪のように形で、上にはドライフルーツ、メロンやオレンジっぽい味のしっとりとした美味しいパンです。メキシコの人たちはこのパンをよくホットチョコレートと一緒に食べると話してました。また、このパンには小さいプラスチックの人形が入っています。これに当たった人には幸運が訪れるとかの言い伝えもあるそうです。私が購入した小さいサイズのパンには、1個入っていましたが、間違って思い切りかじってしまいました。キリスト様ごめんなさい。今は、伝統的なメキシコ人形と一緒に部屋に大事に飾っています。(笑)

パンと言えば、外せないのが11月1日に食べる、「死者の日のパン」です。上の写真がそのパンですが、骨のような十字架印が付いている不思議なパンです。中にはアンパンマンのような形のものもあります。味はオレンジのような味や香りのするほんのり甘くてしっとりしています。私が大好きなものはオレンジピールやイチジクの入っているものです。本当に、メキシコの人たちは、家族が集まって和やかな時間を過ごすことを大切にしています。日本の昭和の時代、あたたかい一家団欒と言う言葉を彷彿とさせてくれます。ちょっと、食べ過ぎかなあと思うことです。メキシコの皆さん、ダイエットを兼ねて、私と一緒に卓球をしませんか。日本の皆さん、パンを食べたくなったら、昭和を感じたくなったら、メキシコを訪れてみませんか。この世界日記も後二回と思い、二月、三月に何をご紹介しようかと考えています。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ