JICA海外協力隊の世界日記

伊藤 有信のメキシコ滞在日記

メキシコを代表する冬の果物「サポテ ネグロ」の紹介です。

メキシコで、冬の代表的な果物と言えば、「サポテ ネグロ」です。この季節、八百屋さんに行けば、必ずと言っていいほどお店に並んでいます。柿の実のような形でへたがあり、表皮が緑色から茶色になって、柔らかくなったら食べ頃になる果物です。「サポテ」には、柔らかくて甘い食べ物という意味があるらしく、ネグロ「黒」、アマリジョ「黄」、ブランコ「白」などの種類があるらしい。なお、ブランコは4月頃にならないと手に入らないと八百屋のお兄さんが話してましたので、今回はネグロとアマリジョを紹介します。

サポテを切ると写真のように海苔の佃煮のようで、チョコレートのような色で味は淡い甘さがあり、干し柿とサツマイモを合わせたような味と食感です。ただ、完熟していないと柿のように渋さが残ります。メキシコの人たちは、これをスプーンですくって、取りつぶしてオレンジジュースや砂糖、ブランデーなどと混ぜて、デザートとして食べるようです。もちろん、ケーキにも使えそうだし、コーヒーやココア、チョコレートやアイスクリームなどと混ぜても美味しくいただけると思います。ダイエットにもなるかもしれません。

これは、「サポテ アマリジョ」です。これは「サポテ ネグロ」より、サツマイモ感が強いのですが、より甘いと思います。そのままでも十分美味しく食べられます。今回、紹介したサポテは嬉しいことにビタミンC、カルシウム、リンなどの栄養素が含まれ、食物繊維がたっぷりで、健康と美容に最適の果物です。特に、女性の方にはお勧めです。お値段は1個50円くらいと安いです。日本の皆さん、是非、この冬、ZAPOTE「サポテ」を食べに、メキシコを訪れたらいかがですか。今は直行便で12、13時間ですよ。

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