JICA海外協力隊の世界日記

伊藤 有信のメキシコ滞在日記

今回は、メキシコ代表する果物TUNA<トゥナ>

メキシコを代表する果物として有名なのがTUNA(トゥナ)です。この果物はウチワサボテンの実です。なんと葉もノパルと言われて食べられます。ちょっと酸っぱいのですが、粘々していてスープでもなんにでも使えそうな食材です。メキシコの人たちは大好きです。収穫時期は7月、8月、9月頃がピークですから、夏の果物と言ってもいいと思います。暑くてのどが渇いたときに西瓜とともに潤してくれる果物です。この写真は私の住んでいるところから、2、3分のところで撮影しました。

これはいろいろな品種があり、緑、赤、黄などです。それぞれ特徴があるようですが、私の住んでいるホコティトランの八百屋さんでよく売られている緑が好きです。果肉は硬い種がたくさん入っていて、そのままのみ込むか口から出すのですが、ほとんどのメキシコの人たちはのみ込んでいます。日本のアケビを想像していただければと思います。味はとてもジューシーで、さわやかな甘みが特徴です。美味しいですよ。この写真は近所の八百屋さんで撮影させていただき、帰り際、近所のよしみで1個無料でもらいました。

ちなみに、トゥナはアイスクリームやジェラートとしても売られています。これもとても美味しいです。ジュースにもできるようですが、かなりの数が必要なので、あまりお勧めできません。また、とても安く、1個30円くらいです。日本の皆さん、夏にメキシコを訪れたら、メキシコの広大な大地を吹く乾いた風を肌で感じながら、さわやかな甘みを味わってください。

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