JICA海外協力隊の世界日記

ラグビー隊員がインドで瞑想(迷走)日記

カウンターパート日本旅行記

初めて日本に来たインド人2名(以下カウンターパート)を連れまわして、日本のラグビー文化を感じてもらうという試み。彼らは州ラグビー協会の代表責任者と副責任者的立場の人達。

事の発端は、「1週間程度帰国しようと思う」とカウンターパートに伝えたところ、「俺たちも行くよ」とのこと。それならばと、協力隊に入ってから築いた関係者を頼りにラグビー関係の訪問依頼。皆さん快く承諾してくださり、関東近辺ラグビーツアーが開催決定。

開催決定したは良いものの、VISAが非常に取りづらい。日本は世界最強のパスポートを保有する国で、今まで海外に行くのにVISAで苦労したことが無かった。それがインド人が日本に旅行しに来るとなるとVISAの取得に、紹介者、紹介者が日本人である証明、紹介文、自分達の銀行口座に○○ルピー以上の残高があることの証明など、大量の証明書類が必要。それも一度で知らせてくれればよいのに、情報が小出しになるので代理店と家を毎日往復。合計5回代理店に顔を出してようやく申請書提出。しかし、この段階で日本出国ギリギリ。なんとかVISA入手したものの、日本旅行は波乱の幕開けとなりました。インドからのVISA緩和は未だ先の話なのでしょうか。

無事VISA取得を見届けてから、私は一足お先に日本帰国。20日間というJICAの規定マックスまで任国外旅行を行うことにして、最初の約1週間は日本を満喫。その後10日間をカウンターパートと共に過ごすというプランを慣行。

以下の記録は、カウンターパートが日本に来た時からのモノであり、完全なプライベート旅行にプラスして「勝手にJICA活動」と銘打って活動っぽいことをしたのを記録したモノ。

1日目(東京)

車で成田にお迎え。自分は慣れ親しんでしまった日本の景色をカウンターパートがどう感じてくれるのかを想像しながら成田空港に到着。

インドでは来訪したお客さんは神様という扱い。日本でも同じような文化はあるけど、金を払うお客様は神様というニュアンスが近い気がする。

なので、普段もてなすタイプの人間ではないが、インドスタイルに寄せていこうというイメージで日本旅行スタート。彼らのSIMカードの購入や、移動のためにミニバンをレンタルしたおかげで初日から出費が大変なことに。。。最初は何事も経費が掛かると自分に言い聞かせる。

成田空港到着ゲートでお迎え。日本の空港をカウンターパートと歩いていることに違和感を覚える。

日本到着後、彼らに最初に教えたことはウォシュレットの使い方。ボタンが日本語しかないのでわからない。こんなところに日本がやるべき改善点を発見。ウォシュレットどや、凄いだろっていうだけじゃなくて、使い方分かり易くしてあげてと感じる。

全部で4つのスーツケースを持ってきたが、その内2つの中身は合計46kgのベジタリアンフード。日本でも頑張ればサラダのサンドイッチとか見つかるよって伝えてましたが、結局持って来る判断をした模様。

車を走らせていて驚いていた事一覧:

様々な車種。

綺麗な車だらけ。

道路が綺麗に舗装されている。

建物が綺麗。

運転が遅い。

クラクション鳴らない。

信号待ちを交通渋滞と勘違い。

信号守る。

コンビニの存在。

街中で自転車を多く使っている。

会話の中で上記の発見に次ぐ発見。インド人は基本的に驚きと言う感情を見せないけど、ソワソワ感から伝わってくる。私も1年間インドにいたので、どういったことが彼らにとって驚きなのかをそこで理解。

写真:スーツケース2つはこんな感じでベジタリアンフードで満杯状態。

2日目に続く。

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