JICA海外協力隊の世界日記

岩月美樹の中南米、グアテマラ生活!

村を壁画村にして観光促進。目標壁画10個!今回第1回目!

中米、グアテマラのアンティグア市にコミュニティー開発隊員として派遣されている岩月美樹です。
私は、国内随一の観光名所であるアンティグア市中心部から4キロ離れた小さな村、サンクリストバル・エル・アルト村の経済的・文化的発展のために、村の共同組合で働いています。

私の活動目標は、この村の認知度を高め、より多くの観光客を引き付けることです。

この村に来て6ヶ月目に今後のプロジェクトについて考え始め、村に10個のプロ級の壁画を描いて、観光名所にしようというプロジェクトを考案しました。

[サンクリ壁画プロジェクト]
目的:①村の観光促進、②地元のビジネスへの機会提供、③村の景観向上&住民のモチベーションアップ

目標:残りの1年間でこの村に10個の壁画を描くこと

もちろん私には、壁画を書く技術も、ペンキを買うお金もないので…。

沢山の人の協力を得ながら、みんなで1つ1つ描いていきます!


体制と協力者
スポンサー:アンティグアの高級ホテルやレストランの事業主

アーティスト:国内外の壁画アーティスト

壁画の場所:村の壁

その他協力(壁を塗ったり):壁の持ち主、村の人、配属先の人、村外の参加者



コミュニティー開発隊員としての私の仕事は、
スポンサー × アーティスト × 壁の地主 × その他協力者
を繋げて、調整することです。

今週の日曜日、村にプロジェクト最初の壁画を、沢山の人の協力のもと描きました。
今回は…。

スポンサー:5星ホテルMensón Panza Verde
アーティスト:オランダの壁画アーティストCarin Steenさん(リーダー)
       グアテマラのNGOに所属する美術学生13人

壁画の場所:村の壁の持ち主(蜂蜜販売)
その他協力:壁の持ち主、配属先の人、村内外の参加者


壁画第一弾なのに、こんなにもプロフェッショナルな仕上がりになり、
協力して頂いた皆さんに感謝です。

この壁の持ち主のおじいちゃんとその家族は、
今回の壁画協力者約20人のために休憩時間にフルーツジュース(手作り)、パン、そしてこの家族が販売している蜂蜜を用意してくれていました。また、壁画制作中もずっと外で見たり、積極的に手伝ってくれました(約9時間)。

完成後、このおじいちゃんは、感激して泣いていました。そしてその数分後に、この方が販売なさっている蜂蜜が、その日、村に来ていた観光客に売れました!

第1回目は、このような素晴らしい経験となり、大大成功でした!



壁画の経験はもちろんゼロ、もはや美術は昔から大の苦手だった私ですが…。
コミュニティ開発隊員なので、
村の人が私にしてほしいこと × 私にできること(人と人を繋げること)を日々考えて活動しています。


このプロジェクトを
きっかけに、少しずつ壁画についても学んでいこうと思います。

写真1:参加者と完成後の壁画
写真2:壁画前の壁
写真3:壁画制作中の様子

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