2019/06/17 Mon
生活
選挙前日の禁酒令


こんにちは!
中米、グアテマラでコミュニティ開発隊員として活動している岩月美樹です。
今日はグアテマラの選挙前日に発令された禁酒令についてお話します。
6月16日、グアテマラで4年に1度の統一選挙(大統領、全国市町村長、国会議員) が行なわれました。
選挙活動や選挙自体は日本との違いが多く、見ていてとても興味深かったです。(JICAボランティアは安全のため選挙活動への参加は一切禁止。集会場所近くへの立ち入りも禁止されています。)
特に興味深かったのは、Ley Saca (レイ セカ)という禁酒令です。この法律はアルコールによる無秩序を防止するため、投票日を含めた42時間、全国的に店舗でのお酒の販売が禁止、レストランやバーでの提供も一切禁止というものです。
しかし販売・提供は禁止ですが、消費が禁止されている訳ではありません。そのため、多くの人がこの法律が発令される土曜日の正午までに、選挙のある週末分のアルコールを買いだめをします。
実際、私のホストファザーも、なぜか嬉しそうに買いだめていました。
1枚目の写真は、投票前々日の金曜日の近所のスーパーのお酒コーナーです。このような赤い張り紙が何枚もありました。「前もって購入。今週末、禁酒令発令。」と書いてあります。


そして投票前日の土曜日の朝9時。お酒コーナはブルーシートを張る準備万端に。


正午、お酒コーナーには全てブルーシートが張ってありました。
人は禁止されるとやりたくなる生き物です。禁酒令が発令されて週末にお酒が買えないと思うと、買いだめしなきゃと思ってしまいます。
だから今週の日曜日の午後(投票後)は普段に比べ、飲酒をする人が逆に増えるのではないかとホストマザーと話をしました。実際、ホストマザーも普段はあまりアルコールは買わないのに、今週はなぜか買ってきていました。
次回は、グアテマラのスーパーマーケットの中について、お話しようと思います。
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