JICA海外協力隊の世界日記

岩月美樹の中南米、グアテマラ生活!

任地の村 × 祭り

こんにちは!
中米、グアテマラでコミュニティー開発隊員として活動をしている岩月美樹です。


今回は、先月村で行われたサン クリストバル祭りを紹介します!

私が活動をしている村の名前が、サン クリストバル・エル・アルト。
だから、村の祭りの名前が、サン クリストバル祭り。

サン=セイント (Saint) で、キリスト教における聖人を意味する言葉。
クリストバル=人の名前。

なのでこの祭りは、村の聖人であるクリストバルに捧げる祭りです。

私の住んでいる市は、中南米の中でも破格で質の良いスペイン語留学ができることで有名な、アンティグア市です。
このアンティグア市中心の周りには、今もなお昔ながらの生活が残る小さな村が、22あります。

私は、この22ある村の内の1つで活動をしているのですが、7月〜8月にかけてこの22の村が毎週交代でこのような村祭りを開催します。

各村ごとにそれぞれの聖人のための儀式があり、食べ物、飲み物、出し物もそれぞれです。

私が活動をしている、サンクリストバル・エル・アルト村は、聖人サンクリストバルに捧げるために、アルフォンブラという花のカーペットを道に作るのが伝統です。
そして、このアルフォンブラの上を、聖人サンクリストバルの像を乗せた神輿を担いだ村の信者達が歩きます。

もちろん、本物の花で作られたアルフォンブラの上を神輿が通り、そのすぐ横を信者の行列が歩くのですから、行列が通った後、アルフォンブラの形は崩れています。
アルフォンブラを作るのに1時間以上かかるのに、一瞬で崩れてしまう。

最初、私はこのアルフォンブラの儚さを感じて悲しくなっていました。しかしグアテマラで1年過ごし、様々な場所や祭りでアルフォンブラを見るうちに、このアルフォンブラの一瞬の美しさもまた素敵だな。と感じるようになりました。

アルフォンブラはグアテマラだけでなく、中米の他の国でもあるようです。
旅行や仕事で中米を訪れる際、もし機会があれば見に行ってみてください!


写真1:今回の祭り、一番のお気に入りアルフォンブラ。アジサイが豪華。
写真2:村人たちのアルフォンブラ作り。朝8時頃から始まります。
写真3:プロセッション(神輿)がアルフォンブラの上を通っている様子。

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