JICA海外協力隊の世界日記

KAI DIAK!~どっちから読んでも甲斐元気~

kafé

bondia!di'ak ka lae?

東ティモールの一大産業であるコーヒー。テトゥン語でコーヒーは「kafé:カフェ」と言います。
世界的にみると生産量は多くありませんが「国民の4人に1人が何らかの形でコーヒーに携わっている」といわれるほど。(参考:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン 東ティモールでの活動

週末を利用してJOCV仲間とコーヒーツアーに参加してきました。
訪れたのは特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンが活動を行っているエルメラ県レテフォホ。
送迎・宿泊・摘取体験・ローカルコーヒーの生産過程の見学などができるツアーです。
https://cafeletefoho.com/letefoho-coffee-tour/

レテフォホへ向かう道中、道路の両脇に白い花が沢山咲いていました。

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これ、コーヒーの花(ロブスター種)なんです!
車のドアを開けた瞬間の豊潤で濃厚で甘~~~い香りは忘れられません。
初めて見るコーヒーの花の色・形・香りにとても興奮しうっとりしました。

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1~2日しか咲かないとのことで、道中からとても貴重な経験ができました。
※コーヒーの香りはしません(笑)

ディリから約3時間でレテフォホに到着(後半はなかなかの悪路でお尻が痛かった…)。

コーヒー農家に到着後は早速コーヒー豆の摘み取り体験をスタート。

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こちらで育てているコーヒーはアラビカ種。道中で見た花と同じように実がなっていました。

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「赤くなった豆を探して、豆の部分だけを取るんだよ」と教えてもらい早速挑戦。

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農家の子供たちもお手伝いしてくれました。

赤く熟したコーヒーの実は「コーヒーチェリー」と呼ばれ、サクランボにそっくり。
食べられるとのことだったので、取りたての実を口に入れてみました。
種が大きいためサクランボのような瑞々しさは無いものの、優しい甘さが口に拡がり美味しかったです。

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収穫後は、コーヒーの実を選別し、

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機械を使って種と果肉に分別する作業を体験。

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果肉の部分はコンポスト(堆肥)にするそうです。


次に、昨年収獲した豆を使ってローカルコーヒーの焙煎などを体験しました。

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昔ながらの器具(約20年使っているとのこと!)を使って薄皮(シルバースキン)を取り、

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焙煎(ダークロースト)し、

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同じ器具で豆を粉砕し、

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美味しくいただきました。

コーヒーを飲むまでの過程を体験できた貴重なツアーでした。
これからコーヒーを飲む度にこの経験を思い出しながら、今まで以上に味わって飲みたいです。

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最後に農家のavoo feto(おばあちゃん)の素敵写真を。

私達が参加したツアーやコーヒー農家支援活動などの様子がfacebookで発信されています。
Letefoho Specialty Coffee Roaster

また、JICAも東ティモールのコーヒー産業を支援しています。
こちらの記事もご覧ください。
東ティモールのコーヒーを世界に!―コーヒー輸出産業の発展に向けてー

最後までご覧いただきありがとうございました。
até tempu seluk!(テトゥン語で「アテテンプセルク!/またね!」)

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