2024/04/30 Tue
自然 観光
任国内旅行(エルメラ県編)
bondia!diak ka lae?
先日、休暇を利用してエルメラ県に旅行へ行ってきたのでその時のお話を。
エルメラ県は、首都のディリ県(約32.5万人)に次いで2番目に人口が多い県(約14万人)です。
旅行の主な目的地は2つ。
【目的地1:mota bandeira(モタ バンデイラ)】
東ティモールで最も落差のある滝と言われています。
滝のあるアッサベ群まではディリから大型バスで片道約7時間(8ドル)。途中から道路は未舗装になり、雨でぬかるんだガタガタ道をジェットコースターのように揺られながら進んでいきました。
ゲストハウスに荷物を置き、ハイキングスタート。
↑棚畑や↓コーヒーの木々の間の道を歩いていくと、だんだんと水の音が大きくなってきます。
休憩を取りながらのんびり歩くこと約1時間。
ついに滝が姿を現しました!!遠くからでも大迫力!!
滝の麓まで行くことが出来るのですが、雨期ということもあり水量が多く、迫力満点!
天候に恵まれ、滝と青空と虹の最高の組み合わせを見ることができました。
アッサベは標高が高く、ディリと違いとても涼しかったです(夜中は毛布にくるまらないと眠れないほど)。
日本のNGO/NPO等が活動支援を行っているエリアもあります。
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≪小話1≫教会を見に行った時のこと。
地元の方が声をかけてきてくれて、会話の中で日本人だとを伝えると、独立回復直後(2002年11月)に来た牧師さんは直前まで長年日本でミッションをしていたと教えてくれました。
残念ながら翌年に交通事故で亡くなってしまったそうで、多くの住民が悲しみに暮れたそうです。
ミサを見学させてもらったのですが「隣においで」とお婆ちゃんが席を詰めてくれて嬉しかったな~。
≪小話2≫散歩中、東ティモールの伝統的家屋を発見。(下の写真:どんぐりみたいで可愛いですよね)
近づいて眺めていると、オーナーさんが「kolega(友達)!こっちにおいで!近くで見ていいよ!コーヒーでも飲みながら話そう!」と家に招いてくれました。突然の来訪客(しかも外国人)でも、分け隔てなく出迎えてくれる東ティモール人の優しさを見習いたい。
建築途中の写真を見せてくれたり、日本の支援に感謝していると話してくれたり(集落内に日本が寄贈した水タンクがある)、家族総出でお出迎えしてくれました。
≪小話3≫
利用したゲストハウスの食事がどれも絶品でした。
地獲れの野菜(特にクレソン)のサラダは毎日食べても全く飽きない美味しさでした。
ベランダからは星が輝いて見え、なんと蛍も遊びにきてくれました。
≪小話4≫
アッサベまでの長距離バス車内でのこと。
ギュウギュウの車内に外国人は私だけだったので、みんなから質問攻め。笑
一人の青年が突然「日本人なら、〇〇さんを知っているか?うちの学校の先生なんだけど」と。
なんと、協力隊仲間が活動している学校の生徒でした。東ティモール狭い…
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【目的地2:Statua Cristu Liu Ray】
ディリ~アッサベ群の道中にあるレテホフォ群。
中心部から徒歩約30分のところにある丘の上にそびえ立つキリスト像。
東ティモールで一番高い山・ラメラウ山と並んで眺めることができます。
(上の写真の右にある尖ったところがラメラウ山頂、左側の丘の上にあるのがキリスト像)
蛇がモチーフになった階段の頂上にあり、周囲の山々や集落を一望できる絶景スポットでもあります。
(上の写真手前のとんがりは蛇の尾(末端)です)
キリスト像の足元にはなぜか東ティモール人の顔が。謎。(設計者の考えを聞いてみたい)
像の裏側にはちゃんと蛇の顔もありました。
レテフォホは(アッサベもそうですが)、コーヒーの産地として有名な場所の1つです。
日本のNGOが活動しているので日本でも豆を取り扱っているお店が多くあります。
東ティモールのコーヒー、なかなかお目にかかることが無いかもしれませんが、とっても美味しいので是非検索してみてください。
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≪小話5≫
レテフォホでバスを待ちながらご飯を食べていた時のこと。
先日のアッサベ行きのバスで一緒だった学生たちとまさかの再会。やっぱり東ティモール狭い…
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次回の任国内旅行記をお楽しみに!
最後までご覧いただきありがとうございました。
ate tempu seluk!(テトゥン語で「アテテンプセルク!/またね!」
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