JICA海外協力隊の世界日記

KAI DIAK!~どっちから読んでも甲斐元気~

東ティモールでの生活 その1

bondia!di'ak ka lae?

今回は東ティモールの電気事情についてお話しします。

私の知っている限り、東ティモールの電気代は「前払い制」です。
各家に備え付けられているメーターには番号(MSN)が記載されています。

24-06-05-08-12-51-532_deco.jpg

↑私の家の電気メーターとブレーカー(一応、一部ぼかしを入れています)

Screenshot_20240605-160530~2.png

↑町の至る所に電気代を購入できるお店があり、そこで自宅のMSNを伝え購入金額を渡すと「Token」が発行されます。
Tokenを自宅のメーターに入力すると電気代がチャージされるというシステムです。

残り数値が10を下回ると「ピーピーピー」という音が鳴り(チャージするまで鳴り続け)、残高が少ないことを教えてくれます。

お店だけでなく、アプリでも電気代を買うことができます。
Telemorという携帯会社が運用している「Mosan」というアプリです。

Screenshot_20240605-093419~2.png

↑Mosan画面。これは公用語のテトゥン語表記ですが、英語表記にも対応しています。

Mosanはインターネット通信料や電話通話料の購入、スーパーでの支払い等でも利用できます。

割引やキャッシュバックキャンペーンが行われることもあり便利なので、私は多くの場面でMosanを利用しています。

しかし先日、とあるハプニングが起こりました。


Mosanで電気代を15ドル分購入しTokenをメーターに入力。
いつもなら「ピピピ」という音とともに「accept」と表示されるのですが、今回は

24-06-05-09-28-59-270_deco.jpgのサムネイル画像

「rEJEct」との表示が。
チャージされないし見たこと無い表記だし何?と困惑しましたが、よく見ると「reject」と読める。
※rとcは大文字に出来るのでは…その方が見易いのでは…と思うのは私だけでしょうか

番号を打ち間違えたかな、と再度入力するも「reject」。
もう一度入力しても、やはり「reject」。

そういえば、今年2月頃、Mosanではシステムエラーなのか電気代が買えなくなった時期がありました。
もしかして…と思い携帯会社のアプリ窓口に連絡。
しかし、システムエラー等は無いとの返答。

チャージできてないのは事実なので原因を調べて欲しいと連絡。
しかし、届いたTokenをきちんと入力するようにとの指示。

何度やってもチャージできないから相談してるのに!!と思いつつ、仕方なく自分で原因を探すことに。

アプリに記載されている数字を1つ1つ指をさしながら目視確認すること約5分。

原因が分かりました!!

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↑私の電力メーターのMSN

↓エージェント側が入力したMSN(見にくくてすみません)

24-06-05-08-11-22-177_deco.jpg

お気づきになりましたか・・・?

そう、数字の6と9が逆!

今回のTokenはエージェントのミスで、私のメーターとは違うメーターの物として発行されたので、私のメーターにはチャージが出来なかったのです!

そのことをアプリ窓口に連絡。
すると、それは我々の問題ではないのでアプリに掲載されているエージェントに自分で連絡するようにとのこと。

え~~~~~~~~~!!!!!

たぶん、日本だったら、会社側が解決すべき問題(のはず)。
エージェントは会社に代わって取引をする人(のはず)。
ならばエージェントのミスは会社側のミスでもある(はず)。

確実に、私(客)は何も悪くないんだけど(電気代を買っただけ)・・・。

しかしここは東ティモール。郷に入っては郷に従え。
私はなんとしても、絶対に、15ドルを取り戻さなければならないのだと自分に言い聞かせる。(理由は後ほど)

苛立ちを感じつつも、仕方なくアプリに表示されているエージェントに連絡。

しかしエージェントは発行されたTokenを入力すればチャージできる!ちゃんと見て入力して!との一点張り。

メーター写真やToken入力作業を撮影した動画を送り、そちらの間違いであることを伝えるも、全く理解してもらえない。
そしてついには連絡を無視!!!笑

仕方なく翌日、携帯会社の店舗窓口を訪問しスタッフさんにゼロから経緯を説明。
すると
・エージェントにはこちらから連絡する
・明日中には会社の担当者から連絡させる
とのこと。
解決の窓口が見えた!と思い、喜びながら帰宅。

しかし案の定、翌日に連絡はきませんでした…笑

翌日、再度店舗窓口を訪問。
前回対応してくれたスタッフはいなかったので、改めてゼロから経緯を説明。
すると、
・完全にこちら側のミス
・状況の分かる写真を私に送って
・すぐに対応するから家に帰っていいよ
とのこと。

すぐ、という言葉を完全には信じなかったけど(笑)、店舗窓口を後にしました。

約15分後、近くのスーパーで買い物をしていた時。
ワッツアップに担当者からメッセージが。
なんと新しいトークン番号と「ごめんなさい」とのメッセージが!

MSNも金額も合っていると安心し、帰宅して入力すると無事にチャージできました。

一人で問題解決できたことへの喜び。
無駄な時間と労力を使わされたことへの怒り。
担当者による対応の差への哀しみ。
良い経験(ネタ)が出来たという楽しさ。

怒涛の喜怒哀楽

振り返ると、私の説明(テトゥン語)が悪くて伝わっていなかった・理解できていなかったのかもしれないなと少し思いました。

でももう一度振り返ると、今回、私は何一つとして悪くない。
エージェントが番号を間違えたことが根本原因。

もうこんな思いはこりごりですが、こうやってアウェイの地で自分ひとりで問題解決できたことは人間としての成長に繋がったとプラスに考えることにします。

ちなみに私の1ヶ月の電気代は約15ドルです。
(1ヶ月分の電気代を相手側のミスで失う訳にはいかない!)

東ティモールは一年中暑い国ですが、特に節約をしている訳ではありません。
風通りがよく扇風機のみで快適な生活ができているため、エアコンは一度も使ったことがありません(自慢!)
1ヶ月20ドルで電気代使い放題の家に住んでいる隊員もいます(それはそれで羨ましい)。

≪電気事情まとめ≫
・電気代は事前購入制でお店やアプリで買うことができる
・購入後はTokenをメーターに入力する
・チャージできない場合はMSN等の番号をきちんと確認する! ←NEW!!

以上、東ティモールの電気事情(と私の喜怒哀楽)についてでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。
até tempu seluk!(テトゥン語で「アテテンプセルク!/またね!」

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