2020/02/29 Sat
文化 生活
ロバ・レースとカルチャー・デイ
Donkey Races
任地ウェストモアランド県(ウ県)が誇るリゾートビーチエリア、ネグリル(Negril)で面白いイベントが開催されました。1つ目は、ロバ・レース。地元のロータリークラブ(Rotary Club)が例年主催しているもので、リゾートエリアということもあり、外国人観光客がたくさん来場していました。会場では馬券ならぬロバ券が売られて競ロバが楽しめたり、飲食ブースや子供向けのアトラクションがあったりと充実。
肝心のレースは、颯爽と駆け抜けるロバもいたり、”Stubborn as a Donkey(ロバのように頑固)”というフレーズよろしく、騎手が引っ張って歩かせるロバに笑いが起きたりと、競馬とは違ったほのぼのした面白みがありました。レースの様子が公開されていたので、併せてご覧ください。(下映像出典:Rob Graves氏のYouTube)


Culture Day
2つ目のイベントは、鳥取県とウ県との交流事業を協働しているNPO「NEET(Negril Education Environment Trust)」が主催するジャマイカ文化イベント「Culture Day」。ネグリル周辺の学校が複数参加し、学校ごとにジャマイカ伝統のダンスや歌、寸劇などを支援者や来場した外国人観光客に披露していました。歌や寸劇はジャマイカの現地語「パトワ語(Patois)」のオンパレードでしたが、演目の後にそれらの意味や背景などを補足説明しているのが、外国人フレンドリーな素晴らしい気配りだと思いました。
写真の生徒たちが着ているのはジャマイカの民族衣装「バンダナ(Bandana)」。インド由来の「マドラス・チェック」という生地で作られ、ジャマイカがかつて英国領だった時代に、インドから持ち込まれて広く普及したものだそうです。


Flyer
ジャマイカのイベントチラシやポスターなどにありがちなのが、カラフルでビビッドな配色(特にジャマイカン・カラーの緑、黒、黄、赤が大好き)で文字多め、その割に肝心の情報(イベントの開始時間や参加費など)が見当たらない、というもの。
文字多めなのは日本語と英語の違いもあるかもしれませんが。活動でチラシの案を作って同僚に見せた際に、シンプルなチラシにしたいのに、あれこれとダメ出しを受けたこともあります。ジャマイカ人に伝わらないと始まらないので仕方がないのですが、ジャマイカ人の感覚はムズカシイ。 (上画像出典:前述のNPO「NEET」Facebookページ)
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