2019/07/07 Sun
活動
4回目のJapanDay(2)
【前回のクイズ】
Q:活動中一番私を悩ませた学生の言葉とはいったい何でしょうか。
A.「やりたくありません」
B.「わかりません、先生がやってください」
C.「どうしてしなければならないんですか」
【正解】
B.「わかりません、先生がやってください」
前回のクイズの答えはBでした!
実際AもCも言われそうなのですが、意外にもBを言う学生のほうが多いです。
それぞれのリーダーを中心にJapan Dayでの発表内容を決めるようにしたことは前回も書きました。
リーダーが決まったあと、各グループで内容を決めてPlanシートを作成する課題を与えました。
活動の中身や準備を自分たちで話し合うことも必要だし、必要な道具や予算も早めに出す必要があったからです。
そうした結果まず聞かれたのが、
「先生、日本のお菓子は何をつくりますか?」
「先生、浴衣は何をしますか?」
といった質問です。
え?何をする??
したいからリーダーになったんじゃないの??
まず何をするかというところでリーダーからこうした質問が寄せられ、最初の「わかりません」が来ました。
何をつくるか、何をするかをグループで決めてほしいのに、その答えを先生に決めてもらいたいというのです。
その次に来た質問はこのようなものでした。
「先生、キュウリがいくらかわかりません。」
え、キュウリの値段?
エジプト人のほうが知ってるんじゃないの?
グループの人もみんな知らないの?
先生はなんでも知っているという気持ちがあるのか、本当に細かいことまで聞いてきます。
第2の「わかりません」は衝撃でした。
わたしも流石にきゅうり1本の値段は知らず、答えられませんでした。
(※エジプトは量り売りなので1ついくらかというのは計算しにくいのです)
そのあとも、
「メンバーがいつも練習に遅れてきます。どうしたらいいかわかりません。先生どうにかしてください。」
や、
「意見がまとまりません。先生が決めてください。」
など、
とにかく自分たちではみんながまとまらないので、先生がしてくださいというお願いがいくつもありました。
ここで私が「これを作ればいい」とか「こうしなさい」と言うことは簡単ですが、はたしてそれはこの子達のためになるのでしょうか。
みんな最初は不安だから見本が必要です。
私もなにかをするときは不安だから、それについての専門書を読んだり、Youtubeで動画を見て準備するわけです。
何も手助けがない状態なら、時間もかかるし間違ったことをしてしまうかもしれません。
人は間違えることに臆病です。
誰だって最初からうまくやる方法があるなら、その答えがほしいと思います。
でも、それでいいのかなと思ってしまいました。
手を持ってもらって、支えられて、依存して、その人がいなかったら何もできない人間になって、それで人生はうまくいくのでしょうか。
ときには危ないこと、うまくいかない経験があってもいいと思います。
命がなくなるわけじゃないなら、何度でも失敗していいと思います。
このJapan Dayに関しては「うまくいくかどうかじゃないな」と思いながら、自分なりに学生たちと向き合って過ごすことにしました。
そうした中、年が変わって2019年1月。
いよいよ内容を最終決定しなければならない時期が来ました。
ここで全体会議を開催。リーダーも他のメンバーも全員集めて会議を開きました。
しかし、ここでもまた新しい問題が・・・。
さて、問題です。
Q:新しい問題とはいったい何でしょうか。
下からひとつ選んでください。
正解は次回発表いたします。
A. 新しいアイデアがたくさん出て、収集がつかなくなった
B. リーダーがまた変わり、メンバーも1から決め直した
C. 普段参加しない学生が会議に参加し、1から説明して会議が終わった
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