JICA海外協力隊の世界日記

マーシャルのゴミから見える世界

その22:あけましておめでとうございます @Majuro

2020年が明けました。さて今年はどんな年になるのか、ワクワクです。私の任期もあと3ヶ月あまり。最後まで健康で、仲間たちと共に、いい仕事ができることを願っています。

 写真は2020年元旦、我が職場MAWCMt.Dumpからの初日の出です。昨年は私の故郷、琵琶湖からの初日の出を望みました。今年は初めてのマーシャルの初日の出です。親しい仲間たちと共に、満天の星空の時刻から初日の出を待ちました。残念ながら初日の出の瞬間は太平洋に浮かぶ雲の中でしたが、今年一年を象徴するかのようなおだやかな元旦の朝を迎えることができました。

 さて、新年早々ですが昨年末MAWCでの年末・年始らしい出来事をご紹介します。

#01 2019年末のMAWCでの一コマ

 年末・年始はクリスマスが終わってから毎週平日が二日半休暇という中途半端な出勤状態です。処分場という性格上、休日も含めて常に誰かが出勤していますが、職員の多くは自主的に連続休暇を取っているようです。

 さて、そんな少しまったりした年末・年始らしい写真を示します。これは昨年末の職場入り口のクリスマスデコレーションの様子です。古タイヤのリサイクルでいかにもうちの職場らしいですね。元旦を過ぎた現在も、まるで日本の門松のように置かれています。いつになったら片付けられるのかなぁ?

#02 2019年12月13日、ついにCompost用破砕機の無償供与式典

 待ちに待ったCompost(伐採樹木を主とするゴミ堆肥)用の大型破砕機3台の無償供与式典が開催されました。日本大使館の斎藤大使をはじめとして関係者の皆さんもMAWCCompost事業の重要性を理解、支援いただいていることに大いに勇気付けられています。ここに至るまでに1年3ヶ月。多くのステップがありましたが、大使館の調整員さんとの共同作業の大きな成果だと思っています。ただし、破砕機が入荷するのは今年4月下旬の予定。次のSVさんへの重要な引き継ぎ事項となります。

 写真はその様子を伝える新聞記事取材時のものです。記事ではこの写真とともに、今回の無償資金供与である「草の根・人間の安全保障無償資金協力」により日本政府から我がMAWCが獲得してきた4案件が紹介されています。

2009 ごみ収集システムの改善

2013 ゴミ収集車の導入

2015 リサイクルセンターの建築

2019 木材破砕機の導入

 ただし、これ以外にも日本政府から多くの援助を我がMAWCは受けています。おそらく一番大きい援助としては私を含めて5代にわたるシニアボランティア派遣という人的援助だと思います。モノの援助は見えやすいのですが、それをどう維持するかが大きな課題。人的援助は見えにくいのですが、継続することで確実に次の世代につなぐことができる。援助の形としては、おそらくそのどちらもが必要なんでしょうね。

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