JICA海外協力隊の世界日記

ここはアフリカ、モザンビーク

#5 活動紹介

私はガザ州教育局に配属されています。任地での私の活動を紹介します。
私は高校化学の教員経験から、ガザ州の中等教育学校の化学の授業の質を上げることを期待されています。
(モザンビークでは全国統一の卒業試験があり、ガザ州では理数科目の合格率が特に低いと言われているからです。)

①中等教育学校を巡回し、化学の授業を見学する。

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私の任地であるシャイシャイ市には8つの中等教育学校があります。2022年8月にシャイシャイ市に着いて、年内はシャイシャイ市内の中等教育学校をすべて巡回しました。授業見学をしながら、教員向けのワークショップの案を考え、週に1、2回、教育局に行き活動の報告を行っていました。

学校を巡回して、いろんな先生に顔を覚えてもらい、今後の活動がしやすくなる効果もあったのだと思います。
実際、5人の先生の家に招待されたり、勝手に訪問したりしました。

②教員向けワークショップ

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初めて行ったワークショップは2023年1月、任地シャイシャイ市の中等教育学校の化学教員が集まり、小テストと生徒の相互採点の紹介、身近な物を使った化学実験の紹介など、また最後に現地の先生同士でよりよい授業のために何ができるかグループディスカッションをしてもらい、それを発表してもらいました。

拙いポルトガル語で、伝えたいことがあまり伝わらなく反省点がとても多かったです。

その後、同じような内容のワークショップを改良していきながら、ガザ州内の7つの地区で実施しました。
ポルトガル語はあまり上達していないですが、無理に自分にとって難しい言葉や文章は使わずに、簡単な言葉でしっかりと伝えようとしています。
また、現地語のシャンガナ語であいさつをすると掴みはバッチリです。さらに、調子に乗って説明の所々でシャンガナ語を入れたりしています。知っているシャンガナ語はとても少ないのですが、シャンガナ語を使うととても喜んでくれるのでこっちまで嬉しくなります。

③学校で実験のお手伝い

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ほとんどの中等教育学校には実験室や試薬がないのですが、たまに実験室や試薬のある学校があります。
しかし、ほとんど使われずに長い間放置されている印象です。

そこで、学校の試薬を確認し、実施できる実験を紹介したりしています。
これはもともとの活動内容ではないのですが、せっかくある試薬を有効活用できたらいいなと思っています。

実験を行うと、生徒は目を輝かせて、本当に楽しそうな反応をします。生徒の反応をみて、先生も満足そうにしていました。目の前で起こった現象と理論をつなげることで理解が深まればいいなと思います。

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