JICA海外協力隊の世界日記

ここはアフリカ、モザンビーク

#22 モザンビーク島①

昨年の12月に隊員4人でモザンビーク島へ行ってきました。上の写真は海から見たサン・セバスティアン要塞です。
前回の「ナンプラ旅行」では、モザンビーク島へは日帰り旅だったので、今回はゆっくりと過ごしました。

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モザンビーク島へ到着すると、歴史を感じる街並みを歩くだけで気持ちが高揚しました。

ポルトガルの貿易拠点であったモザンビーク島は、戦国時代の日本ともつながりがあります。たとえば織田信長に気に入られて家臣となった黒人の「弥助」は、モザンビークの出身といわれています。また、ローマへ派遣された天正遣欧少年使節の一行は日本へ帰る途中、天候の回復待ちのためにモザンビーク島に滞在したとされています。skyticket 世界遺産モザンビーク島!

日本とも歴史的な関係をもつモザンビーク島についてご紹介できたらと思います。


サン・セバスティアン要塞

モザンビーク島の北端に築かれた堅固な城砦。16世紀にポルトガルが建造したもので、1607年とその翌年にはオランダの攻撃を防ぎきるという活躍をしています。石灰岩と木製の梁で造られた白壁の建物が印象的で、稜堡からインド洋を一望できます。(skyticket 世界遺産モザンビーク島!

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ノサ・セニョラ・デ・バルアルテ礼拝堂へ

サン・セバスティアン要塞のさらに先っぽの稜堡の下にポツンと小さな白い建物。その礼拝堂が南半球で最古のヨーロッパ建築といわれています。(skyticket 世界遺産モザンビーク島!

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以前モザンビーク島へ訪れた時、サン・セバスティアン要塞から礼拝堂へ続く道があったはずなのですが、なかなか見当たりませんでした。

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要塞の中にいた子ども達に聞いてみると案内してくれました。

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1498年にヴァスコ・ダ・ガマが到達するよりもずっと前から、この辺りはアラブ人の港であり、造船所でもありました。1507年にはポルトガルが港と海軍拠点を建造し、1522年にはノサ・セニョラ・デ・バルアルテ礼拝堂が建てられました。(Wikipedia モザンビーク島

フランシスコ・ザビエルや天正遣欧少年使節の一行もこの礼拝堂を訪れたとされており、歴史に関心のある隊員は歴史を感じるこの場所に訪れることができてとても満足そうでした。


次回はモザンビーク島のアイランドホッピング(島巡り旅)を紹介したいと思います。

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