2023/04/24 Mon
文化
#2 Dia da Mulher「女性の日」とPáscoa「イースター(復活祭)」
Dia da Mulher「女性の日」
モザンビークでは毎年4/7はDia da Mulher「女性の日」で祝日です。
今年はPáscoa「イースター(復活祭)」とたまたま重なり、4/7(金)~4/9(日)は濃い3連休になりました。
(金~月の4日間がイースター休暇の国も多いようですが、モザンビークは金~日の3日間でした)
写真は4/7(金)の午前に、私の任地であるガザ州の州都Xai-Xai(シャイシャイ市)の広場で行われた、「女性の日」を祝うイベントの様子です。
Josina Machel(ジョジナ・マシェル)
Josina Machel はモザンビーク初代大統領の妻であり、モザンビークの独立と女性の権利のために活動しました。4月7日は彼女の命日で、毎年この日に「女性の日」のお祝いをします。
モザンビークではJosina Macelのカプラナ(アフリカ布)をよく見かけます。この「女性の日」のイベントには、おそろいのカプラナを用意して参加する人達が多く、その中でもJosina Machelのカプラナはとても人気がありました。
午後からは教会に行くと言っている人が多かったです。
たまたま教会に向かう生徒に会いました。この日は天気がよく、運んでいる椅子を帽子代わりにしている姿が印象的でした。
家の近くの市場で、教会から戻ってきた市場で働く友人たちが、おそろいのカプラナで記念撮影をしていました。(記念撮影している様子を撮影)
同僚の家に招待
4/8(土)に教育局に勤める同僚の家に招待して頂きました。
前日に、別の同僚から「女性の日」にカプラナをプレゼントする文化があるので、同僚の家に行った時にカプラナをプレゼントするように言われました。急遽、カプラナのお店に行くと、「女性の日」のために新しいカプラナを探す人でいっぱいでした。たくさんの柄があり、選ぶのが大変でしたが、当日、選んだカプラナをプレゼントしたらとても喜んでもらえました。
同僚の親戚たちが朝から集まり、軽食を食べたり、昼食の準備をしながら、雑談をしてまったり過ごしました。モザンビークの一番のご馳走は鶏肉の炭火焼きだと思います。鶏を絞めるところからはじめるので、料理ができるまでとても時間がかかります。
同僚はこの日の晩から教会に行き、日付が変わるまで過ごすと言っていました。
なんで晩に教会行くんやろ?と不思議に思って、後で調べてみると、
イエス・キリストは、教え子ユダの裏切りにあい、金曜日に処刑され、その3日後の日曜日に復活したとされているため、キリスト教において、イースター直前の金曜日からイースター(日曜日)までは、非常に重要な期間となります。
https://www.twinkl.com/teaching-wiki/isutano-yi-weitoha
敬虔な信者であれば・・・(中略)・・・イースター前夜から当日にかけて礼拝が行われ、礼拝でイエスの復活が宣言されるとイースターのお祝いが始まります。
https://www.iss-ryugakulife.com/useful/18713.html
なるほど、同僚は敬虔なキリスト教徒だったのか・・・
イースターの金曜日はお肉を食べないと言っている人もいれば、金曜日にパーティーをしてお肉をたくさん食べると言っている人もいました。イースターの過ごし方は人によって全然違うなと思いました。
Batismo(洗礼式)
イースターの土日にbatismo(洗礼式)を行う教会が多いようです。
教会によるみたいですが、モザンビークでは18歳で洗礼式を行い、洗礼式後にfesta(パーティー)をして盛大に祝うみたいです。
洗礼式には参加していませんが、日曜日の教会の様子をちらっと見させてもらいました。
4/9(日)の午後、洗礼式後のパーティーに招待してもらいました。
(前日に招待されました。ちなみに、前日訪問した同僚とは違う家族です。)
洗礼を受けた人がmadrinha(代母)と豪華なケーキと一緒に入場しました。padrinho(代父)は遅れて登場しました。みんなに祝福されながら、とにかく踊って、ひと段落して、ご馳走を食べました。
食事が済むと、また踊って踊って、みんなで盛大にお祝いをしていました。いつまで続いたのでしょうか?
キリスト教のいろんな行事では、代父母の役割がとても重要なんだろうなと思いました。
4/10(月)はいつも通りの月曜日でした。
前の週に、また別の同僚の家に招待してもらっていたので、遅れてカプラナをプレゼントしました。
カプラナをプレゼントしたら、amarrarする(カプラナをまく?)ように言われ、カプラナを巻いてあげました。とっても喜んでくれて、こっちまで嬉しくなりました。
土曜日にお家に招待してくれた同僚もプレゼントしたカプラナを持ってきてくれて、それを見た他の同僚が私のカプラナ選びのセンスを誉めてくれました。改めて見返してみると、それぞれに合ったカプラナを選んでいて、自分でも奇跡的にセンスが良かったな思いました。
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