JICA海外協力隊の世界日記

Iは何しにJORDANへ!??

運動会(前半編) ~私が伝えたいこと!~

電撃開催⁉︎運動会

あれは青空が広がる、風が心地よい5月中旬のこと、、、

いつも一緒に体育を行う先生からの提案。

先生「オレの姉の学校で運動会をやってほしいんだけど!!」

私「いいじゃーん!いつやる?」

先生「10日後!」

青天の霹靂とはこのこと


いやいや

まだ会ったことのない生徒、先生

行ったこともない会場

用具もあるのかわからない!!

本気?正気?狂気⁉︎


ただ、お願いされたら

やるしかない!!!

(どうせ、もう少し時間をくれと言っても、来週しか実施できる日はないことは知っている)

やると決まれば,

まずは会場視察!

休みを挟んだ日曜日!

(ヨルダンは金土休み!言ったことあったかな?笑)



先生の車に乗ること20

会場到着

お願いされた私立小学校の校長(先生の姉)と話をして、

用具の確認!

続いて、グラウンド見学!

20m×40mくらいはある人工芝!

IMG_7926.jpg

参加生徒は

1年生20×4クラス

2年生25×3クラス

3年生20×4クラス

合計240名弱


以上だけ確認し

後日、実施内容のパワーポイント資料を送るということでその日は終了

この時点で運動会まで1週間

不安な毎日が続くだろうなーと思いながら、就寝。


急ピッチ!!


それからは


1週間の計画

②実施内容についてのパワーポイント資料作成私立小学校の校長や依頼された先生との調

JICA事務所に連絡、相談

④隊員にお手伝い要請実施内容の相談、役割分担

⑤用具の準備

⑥自分の学校で実施種目のお試し


等々であっという間に時間は過ぎ去りました。

そんな中で

私が設定した運動会の目標は、、、


『全員参加』


理由は2あります。

①不平等が多いこと


座学や体育で共通していますが、

勉強や運動に関して得意な生徒が最初に発表や運動の機会を得ます。

そして、時間が無くなれば

ピピーー

終了です。

先生方に「機会の均等」という概念はあまり感じられないのが現状です

(開発途上国あるあるなのでしょうか?皆さんのコメントやご意見お待ちしております。)

だからこそ、

多くの生徒に体を動かす楽しさを知ってほしい。

そして、そのチャンスを全員に与え、

先生方にもそんな考えに触れてほしいと思いました。


②協調性を身につける

毎日必ずケンカを見かけます。


私が考える要因として、

友達との共同作業やグループワークが少ないことが挙げられます。

(学習の基本は、音読と計算問題、板書を書く等の個人作業がメイン)

友達と何かを成し遂げる経験を通して

自分や他者の喜びや悔しさなどの感情の起伏を学ぶことができる。

その結果

自分自身の感情のコントロールに繋がり

人の考えや気持ちを慮る余裕が生まれるはず。

スポーツにはそんな力があると私は信じています。


以上の理由から

『全員参加』できるような種目を行うことに決めました!

体育を通じて

多くの学びがあると思います。


・スポーツに関する知識やコツ

・技術

・身体能力の向上

・挑戦する姿勢

・相手や仲間を尊重する態度


しかし

協力隊の活動は2年間

私達、現職教員身分での参加組は1年と9ヶ月しか現地にいられません。

その中で

伝えられる学びはきっと少ないのかも。。

ただ

最初から全てを諦めるわけではなく

重きをおいて伝えていきたい事を決める。


私がマイクを持ち

声を大にして言いたいことは

『協調性』

って大事なんじゃない?ってことなんです!!


真面目な文章が長くなってしまったので、今回はこのへんで!!

次回は

行った種目や運動会の内容を書いていきます!

image1 (2).jpeg

مع السلامة(マアサラーマ)

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