JICA海外協力隊の世界日記

Iは何しにJORDANへ!??

紫外線が強いヨルダンでも絶対に日焼けしない3つの習慣〜 人が動くきっかけ〜

مرحبا(マルハバ)=こんにちは!

タイトルについて

いきなりですが、

先に謝罪しなければいけません。
今回の記事の内容は「美容」のことではありません。
ごめんなさい。
最後まで読んで頂けたら、意図が少しはわかるかと思います。

整列の大変さ

さてさて
今日も今日とて
子ども達に体育を指導していました。


毎日のことですが、
整列はなかなか大変です。

ぜなら、
生徒たちにとって体育は
週に1、2回しかなく

「今日はサッカーできるかな!?早く楽しみたい!」というはやる気持ちを抑えることができないからです




ちなみに
現地の先生が来れば、私の指示よりはスムーズに並びます。
しかし、先生が遅く来たり、途中で抜けるのは日常茶飯事。




生徒たちは
「お喋りを我慢して、整列しよう!」という思考にはなかなかなりません。





そこで言う私のお決まりのセリフ

「時間がもったいないよ!体育やる時間が少なくなるよ!それでもいいの?」




日本人
ましてや、高校生なら効果覿面(てきめん)でしょう。

しかしここはヨルダン
信頼関係の薄い日本人がそんなこと言っても、乾いた風に乗って届きません。




いつもなら
そこで諦めて現地の先生が来るまで待つか、
私の意図に理解がある子に整列を手伝ってもらいます。

しかし今日はふっと良いアイディアが浮かびました。





「今日はサッカーの試合をします!今8時!今日の授業は8時20分まで。

つまり、あと20分しか体育はできない。今4チームに分けたから、試合は合計2試合。1試合は7、8分しかできない。それでもいいの?」



思いつきで言いましたが、驚きです。
天使がそこを通ったように静かになりました。

正直、簡単に思いつきそうなことだし、「何当たり前のこと言っているんだ!!」という声が聞こえてきそうですが

改めて


タイミングやクラスの関係性もありますが、効くんだなーとしみじみと感じました。

家での振り返り


ポイントは2つだと気付きました。



1つ目は
『具体的な数字を出すこと』


異国の地において
曖昧な表現では、こちら側の意図が通じにくいため
異なった意味で伝わってしまうことがあるかもしれません。

イメージが湧きやすいように具体的な数字や具体例などを出すことを意識し

「自分が言ったこと」<「生徒に伝わったか」に焦点を当てていきたいです。


2つ目は
生徒側のメリットを伝える



1つ目にも繋がることがありますが、
ただこちらの意見を伝えるだけでは、コミュニケーションとは言いません。

なんのために整列するのかという「理由や根拠」を明確にして
生徒が自分自身に「メリット」があると理解してもらうこと。

それが非常に大切だと思いました。



そして、それを
『シンプルな言葉で伝えていく』
毎日意識すべきだなーとしみじみと感じました。

まとめ


最近のYouTube等のSNSは永遠に見てしまう仕掛けがたくさんありますね。

刺激的な画像
持ち主の興味を引く動画やタイトル



だからこそ、
今回はあえてYouTubeに出てきそうなタイトルにしてみました。


大人も子どもも「動くきっかけ」は似ていると思います。

・自分にメリットがあるかないか
・興味をひくような話ができているか
・楽しい体験ができるかできないか


子ども目線を大切に
子どもたちが勝手に動きたくなる「言葉掛け」を意識していきたいものです。

مع السلامة(マーサラーマ)=さよなら!

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