2023/12/12 Tue
活動
体育ワークショップ開催!?
(補足 投稿した写真は活動先の写真であり、ワークショップとは関係ありません。ご承知おきください。)
12/14(木)にUNRWA(国際連合パレスチナ難民救済事業機関)
今回は
その開催に至った①背景、②目的を書いていきたい!
そもそもの体育現場の実情
体育の扱いはひどい。
様々な理由でなくなる。
・寒い
・暑い
・授業進度が遅い
・テストが近い
逆に先生がいないから
「体育(サッカーの試合)やっといて」
というのもザラにある。
また
6時間目の体育は特に驚きである。
なぜなら、やりたい生徒だけで家に帰りたい子は帰ってもいい。
(学校自体は6時間目で終わるため)
体育をやるかどうかは選択できるため、
生徒達は
・お腹が空いてるのか
・病気なのか
・めんどくさいのか
わからないが、半分以下の20名程度(しかも体育が比較的好きor得意な子)
以上のように
日本では考えられないことが多い。
体育の実態は
山の天気が変わりやすいように
先生の匙加減にひどく変化を受ける。
そんな事があっても、
ある意味、柔軟に
ある意味、鈍感に
ただ
先生方の気持ちも十分わかる。
進学していくにあたり
「主要科目の点数が1番大切。」
「体育ができたところで、食べていけない。」
それは発展途上国でよく言われることであり、私自身頭では理解はしている。
そんなときは大体
「わかるんだけどさ〜
体育って身体的な、
って感傷に浸ることで『心』と『頭』のバランスをとる。
私の学校での体育
(最初のころに書いたが、おさらいで、、、)
私は
・担任制の小学1〜3年生
・教科制の小学4〜6年生
に体育を教えている
ちなみに、教科制と言いながら専門の体育の先生はおらず、
そして
男子小学校で働いていると、
授業の中心はサッカーになる。
(ヨルダンは小学校から男女別の学校が多い。 女子校はまた全然違う体育の現状の可能性がある。)
特に
4〜6年生はサッカーしかやりたがらない。
その理由を
先生達に話を聞くと
「子供たちがサッカー大好き!」
これは納得。
その次に出てくるのが
「学生時代に体育の授業は、サッカーばかりやっていた」
つまり
サッカー以外の経験が少ない。
これは何かアプローチできるのではないか。
しなければならないのではないか。
学生のうちに
様々なアクティビティを行うことで
先生達は
小学生にも様々なアクティビティを指導することができる!かも!?
だって
みんな知らないことはなかなか教えられないし、
極論、怖い。
ということで
jica事務所と連携して
UNRWAの教員養成課程の大学生に対してアンケートを実施して
いざ、尋常に!大学潜入!
アンケートを実施するために
大学へ向かった。
そこで、驚き。
生徒44名、全員女性
(年によっては、数名男性がいる程度らしい)
これが後に、
大きな「アラブの壁」となる。。。
それはまた次回、、、
話は戻り、、
アンケート結果について書こう。
設問は全部で4つあったが
興味深い結果があった2つを紹介したい。
設問2
【ワークショップで何をしたいか】
「全員で行うアクティビティ」 77%
「チームで行うアクティビティ」56%
以上の結果から
ワークショップでは
「集団で行うアクティビティ」を実施すること
設問3
【先生になったら、体育に関して不安なこと】
「どんなアクティビティをすべきか」 66%
「1時間あたりの体育授業をどう計画していくか」 41%
ワークショップでは
授業の流れや計画性に焦点を当てて
簡単なアクティビティから少しずつ難易度を上げていく授業形式で 行うこと
でまとまった。
そして、大切なワークショップの目的は
アンケート結果にも表れているように
『体育の経験を増やすこと』
これに尽きる。
現場で働いていて感じる
『経験値の少なさ』
この問題に少しでも一石を投じたい。
次回!ワークショップ開催part2
【アラブの壁】について
このワークショップは
うまくいくのか!?
乞うご期待!!では!!
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