JICA海外協力隊の世界日記

Iは何しにJORDANへ!??

日本文化紹介! ~異文化を感じた日~

السلام عليكم

(アッサラーム アレイクム=こんにちは)

ついに通勤時(朝6時出発時)長袖を着ないと寒くなってきたヨルダンです!

今から冬が来るのが恐ろしや、、、

そんなこんなで今日は8月に実施した

【日本文化紹介in任地】

について書いていきます!

私の任地は歴史的建造物や伝統工芸が有名で、首都からもアクセスが良いため、観光地として栄えています。

そんな任地では、隊員が5います。

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(キリスト教徒が多く、有名な教会があります)

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(教会の床には、石で作られたモザイクタイルのアートがあり、ヨルダン川やパレスティナが描かれています!探してみてね!!)

せっかく5名もいるから、

この街で日本文化紹介をしよう!ということになったのです!

いざ、日本文化を広げる時!!

8月某日

私の同期隊員が旗をあげてくださり開催しました。

お恥ずかしいですが

準備は、その同期隊員が8割してくださり、私は自分の担当であるけん玉の練習をしたくらいです。

شكرًا (シュクラン)=ありがとう

『内容』

同期隊員がパワーポイントでヨルダン日本の文化の相違点を伝えた後に

ソーラン節を踊り(人生初!とっても緊張した!)

書道や着付け、折り紙、けん玉体験を実施

『場所』

教育局

『時間』

2時間程度

プロジェクターがすぐに消えてしまったり、

開始時間になっても人が集まらず、開始時間が遅れるなどハプニングもありました。

しかし、なんとか乗り越えて無事に終えることができました!

来てくださった方は元々日本に興味のある方が多く、

浴衣を着て、写真をとったり

熱心に折り紙に取り組み、数個の作品を作ったりしている方もいました。

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また、書道では、

自分の好きな漢字を書いてもらい、喜んでいる来場者の姿をみて、温かい気持ちになったのを覚えています。

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改めて

日本の魅力(アニメや漫画、日本車含めて)を感じました。

そんな中で私が驚いたことを最後に書きたいと思います。

ムスリム女性との関わり

担当ブースである「けん玉」を懸命に教えていた時の話です。

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中学生もしくは高校生くらいの女の子がけん玉ブースに来てくれました。

わたくし、カネコ。

慣れない手つきですが、『大和魂の手本』を見せました。

(私の記憶上、生涯けん玉プレイタイム1時間も満たない初心者。ポケモンだとしたら、まだゼニガメとポッポしか仲間はいないくらい!)

必死に膝を使うことの重要性を伝えて、

「『できた喜び』を感じて欲しい!!!」と思って、指導しました!

そして、

その子のセンスと努力(8割)私の指導(2割)の甲斐があって、彼女は玉をお皿にのせることができました!

私は嬉しくて、

「次はこんな技もあるよ!」と連続技をみせたり、会話の中で名前や年齢を聞いたりしながら、コミュニケーションを取ろうとしました。

しかし、反応はイマイチ。。。

会話は一方通行で

名前は教えてくれたけど、年齢は教えてくれませんでした。

そして、すぐにけん玉の練習に戻ってしまったのです。

その時は、少しテンション下がりながらも

「照れ屋なのかなーー?!」

「練習したいのかなー?!」

くらいにしか思いませんでした。

しかし、

その女の子からメッセージが来て、びっくりしました!

(実は、その女の子が隊員の教え子だったので、その繋がりから連絡が来ました)

以下、英語で届いた内容を抜粋させていただきます。

「今日はとても楽しかったです。しかし、謝らないといけないことがあります。知っているかもしれませんが、私達ムスリム女性は兄弟や父親以外の男性と会話をすることができません。だから、あなたはわたしの行動を素っ気なく思ったはずです。」

なるほど。

合点がいきました。そういえば、彼女は気まずそうな顔をしていました。

当然、

私自身もイスラム教については多少のことは知っていたので、女性との関わり方は気をつけていたつもりです。

ただ仕事柄もあり、子どもたちには気軽に話掛けてしまいました。

誤解のないように書いておくと、全てのムスリム女性が家族以外の男性と話さないわけではないです
ムスリム女性も信仰の程度は人によるので、「話す」の定義も違ってきます。

今回のことで、改めて宗教は人によって信仰の度合い/程度が異なり、それに伴って行動も変わってくることを学びました。

日本でも

育った環境が違えば、価値観は違います。

大切にしている信念

許せないこと

日本にいると馴染みの薄い「宗教」

今回

日本の文化を伝えているようで

実はヨルダンの文化に触れる機会になりました!

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