JICA海外協力隊の世界日記

Iは何しにJORDANへ!??

私の好きな光景

السلام عليكم

(アッサラームアライクム)=こんにちは

今回は、私の住んでいる家の屋上からの景色をトップ画像にした。

何もない景色。嫌なことも少し忘れられる。

先日

この写真と似た風景が印象に残ったので、それについて書きたいと思う。

 

首都からの帰り道


タバコのにおいが充満するバスに乗って、ガタガタと揺られながら帰る。


11月のヨルダンの夜は
風が吹くと少し肌寒いけど、なんだか心地よくて、癒される。

そして、
バスの窓から見える、何もない荒地
そこで


家族がぱちぱち燃える火を囲んで、
シーシャを吸ったり、ご飯を食べたりしている。

そんな光景を何か所も見かけた。

どこかノスタルジックな気持ち

昔、家族とキャンプをして、夜に「コロコロ」と虫の音色を聞いていたころの記憶でしょうか。



そんなことを思った金曜日
見ているこちらの心がホカホカする景色であった。


ふと気が付くと、、、

ヨルダンに来て1年と3ヶ月経っている。
嬉しいことも嫌なこともたくさんあった。
正直いえば、嫌なことの方が多かったなぁ~

でも、思い返せば
私の人生は苦しいことが多かったし,それを求めてきた。
生粋のMである。笑

そんな中で
日本とヨルダンの共通点を1つだけ書いてみたい。




昔の日本(私が知っている20年前)と今のヨルダンの似ている部




「ヨルダンの多くの方は家族や親戚と過ごす時間を大事にしている」



この共通点は
協力隊あるあるかもしれない。

私が毎日通勤している学校の同僚は毎週のように娘家族と会っている。
親戚関係も密であり、生活に困ったらお互いに協力しあって生きていると聞く。

最初に書いたような
家族がのんびりした時間を一緒に過ごすこと。
羨ましいな~
忙しなく生きている多くの日本人からしたら、至福の時間だと感じるのではないだろうか。



「何にもないけど、なんでもある」



私が屋久島に行った時に、たまたま見かけた言葉である。


ヨルダンには
娯楽は「ない」(少ない)かもしれない。
だけど、
生きていくために必要最低限のものは「何でもある」


今の日本は技術が発達し
便利に生きていけるようになった。
それは
戦後の苦しい時代を生き抜いた方々の努力の賜物だし、感謝してもしきれない。
しかし、発展の結果、失ったものもあるはず。
現代の日本は生きることへの不安がいたるところに潜んでいる気がする。
考えなくてはいけなくなったことも多いはず。



最近では、「老後2000万円問題」などよく耳にするが、ヨルダンの方が聞いたらビックリするだろう。
私が関わる多くのヨルダン人はそんな未来のことなど考えている人はごく僅かだと思う。

また、
ヨルダンの地方に住む方で経済的に豊かな人は(日本と比べて)少ないと思う。
しかし、みんなゆったり生きている。


(やることがなかったり、やりたいことがあってもお金がかかってできないということも大いに考えられるが、、、)


日本の良い点と改善点
ヨルダンの良い点と改善点

当然だけど、正解なんてない。

幸せの定義も決まっていない。


自分にとっての幸せは何か。

あなたにとっての幸せは何か?




1番大切なのは
1番大切なことを
1番大切にすることだ
by私の恩師

自分が大切にしたいことを
様々な経験を通じて
自分の中のリトル金子と対話して、決めいこう。


ヨルダンで
『自分らしく生きる』ヒントのカケラを拾い集めていきたい。

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