カワカミアヤのマラウイ来まっシマ!

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河上 彩
石川県

タイプ/職種
青年海外協力隊
理学療法士
派遣国
アフリカ
マラウイ ムジンバ県ムズズ市
一言メッセージ
マラウイのこと、活動のことを自分なりの視点から発信します。皆さん、マラウイ来まっシマ!(石川県の方言で来なさいよ)

 

"無ければ作る!!"〜マラウイで見つけたナイスアイデアたち〜

2019.11.01

活動

Monire!

世界日記をご覧いただきありがとうございます。

先日、外来診療時に驚いたこと…

それは、患者さんが持っていた

【ペットボトルの手作り杖】!!!!

冒頭の写真が実際のものです。

このアイデア、すごくないですか!?

これはペットボトルのパーツを繋げて作られたものです。

マラウイで有名なエナジードリンク(写真右下の青ペットボトル)のボトルから作られています。

「まず飲み口部分を切って、そこを火で炙ってから丸めている」と作った人からは聞きましたが、詳しい人に聞いて見るとペットボトルになる前のプリフォーム(PETボトルとして膨らませる前の段階のもの)を使っているのではないか?とのこと。

本当はどうやって作っているのか!?気になります!

実際に作っているところを見て見たいです!

これの良い所は、

  1. 軽い

  2. 長さが容易に調整可能

  3. バラす、繋げるが簡単だから持ち運びが楽

  4. 底がダメになってもパーツをすぐ交換できる

ところですね。

特に④については、底がダメになってもロケットえんぴつの要領で次々と交換できるとのこと!!

ロケットえんぴつ、懐かしい…!!笑

マラウイへは多くの国からドネーションが届きますが、それを実際に手に入れることが出来るのはごく僅かの人々のみ。

病院を例に出すと、いくつもの地方を管轄する大病院には倉庫に収まりきらないほどのドネーションが届くにも関わらず、村にある診療所には部屋に机がポツンと置かれているだけ。

ですが、以前のブログでお話ししたように、そのドネーションで届いた物品をそのままマラウイで使えるか?という問題もあります。

なので、わたしが考えるベストな方法は“身近に手に入るもので、自分で作れて、メンテナンスも出来る”ことだと思っています。

また、そういうアイデアを生み出す力は現地の人の方が優れていると思います。

アイデアを生み出すにはまず生活を知る必要がありますが、1年以上をマラウイで過ごした今でも、「まだまだこの人たちの生活を知らないなぁ」と思うことばかりです。

今回は他の病院で見つけた手作りの治療道具も紹介します。

【写真左】起立台

木と鉄で作られた起立台。

ベッド部分のクッションも手作りで、木枠にクッションを貼り合皮で包んで作られています。

うちの配属先ではこの要領で治療用プラットフォームを作ってもらいました。

【写真右】滑車

タイヤと鉄で作られた上肢用の滑車。

高さ調整も可能です。

こちらは上肢の治療用。

【写真左上】

ペットボトルと段ボール、新聞紙で作られています。

ペットボトルの開け閉めは日常でもよく使う動作ですね。

【写真右上】サンディングボード(上肢の治療器具)

木の板と鉄で作られています。

鉄の棒の高さを変えることで角度調整も可能です。

【写真左下】

段ボールと新聞紙を丸めたもので作られています。

【写真右下】

石膏とプラスチックで作られています。

このプラスチックは何の部品なんだろう…?見たことがありません!

マラウイでは、大工や溶接がマーケットの中で行われていて、家具、車のシート、窓枠など手作業で作られているものが沢山あります。

「これがないから出来ないな…」

と思っていたことも、相談すればマーケットの職人が作ることも可能かもしれません。

日本で色んな物品を見てきたからこそ出せるアイデアがないか常に考えながら、もっとより深くマラウイの人々の生活や仕事について知っていけなければ、と思った手作り杖との出会いでした。

それでは、ブログをご覧いただきありがとうございました。