JICA海外協力隊の世界日記

ラオスを縫う

これがラオパンツってことで

さばいでぃー(こんにちは)

ラオスのお隣タイにはタイパンツがあり、観光客の定番の服装になっています。

ラオスでもタイから輸入された象柄の同じパンツが売られていて、着用しているラオス人、観光客をよく見かけます。

しかし、ラオパンツという商品は見かけません。

せっかく素敵な手織り布がたくさんあるのに作らない手はないと思いました。

シン用の布の多くは一着分約1.5mずつ裁断された状態で売られています。

シンを作る際は1枚の布を使い切るため残布はほとんど出ません。

一番安い手織りのシン用布だと1枚100,000キープ(約700円)ほどで、無地の手紡ぎ糸を使った手織り布もあり、そちらは70cm幅1mで35,000キープ(約245円)から買えます。

シン用の布はパンツを作るにはちょうどいい大きさだと思い、布1枚からパンツ一着を縫ってみました。

手織りのコットン素材で通気性が良く、布を最大限に使うためにゆとりを大きく設けたので、ゆったりと履くことができます。

「さばいさばーい」(心地よい)なラオパンツの完成です。

作ったラオパンツを履いて出かけると、ラオス人にも日本人にも「素敵ね」と言ってもらえます。

「いいアイデアだわ」と言ってくれた土産雑貨屋の店員もいました。

素敵と言うならそこに需要があるはず。

友人のために仕立てたり、配属先では教員のみならず生徒にも直接パンツの仕立てを教えました。

もしかすると数年後にはこのラオパンツがラオスのお土産定番商品として売られているかも、なんて夢を見ながら今日もミシンのペダルを踏み込みます。

ではまた次回。

ぽっぷ かん まい(またね)

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