JICA海外協力隊の世界日記

ラオスを縫う

雨音は夜の調べ

ラオスの雨季は5月から10月の半年間。

雨季と乾季がはっきり分かれているので乾季では数ヶ月1度も雨が降らないこともあります。

かといって雨季は毎日雨が降るかというとそうでもありません。

基本的に日中はあまり降らず、夜に降り始めることが多いです。

4月は気温が45度にもなりますが雨季になると落ち着き日中は30度前後、夜は25度を切る日もあります。

日本の夏に比べれば蒸し暑さも優しく、ラオスに来れば避暑になりそうです。

雨の日はラオス人と連絡が取れなくなるという話があります。

スマホに雷がおちることを恐れて電源を切ってしまうそうです。

地方だけの話かと思いきや、配属先でも多くの人が「雨だけなら気にしないけど雷が鳴っているときは電源を切る」と教えてくれました。

スマホに雷が落ちて爆発することが心配なようで、たとえ家の中にいるときでも雷鳴が聞こえると電源を切るそうです。

雨だと用事があっても外に出ずに止むのを待つという人も多いです。

配属先では雨だからと遅れて出勤したり、夕方に雷が鳴り始めたら早めに帰宅するなど勤務時間より自然が優先されています。

もし待ち合わせの日が雷雨だった場合、ラオス人と会うことはかなり難しいでしょう。

雨が降る前は強い風が吹いたり雷が鳴ったりと激しいですが、ラオス語で嵐は「ぱにゅ」となんだか可愛らしいです。

内陸国のためか日本ほど頻繁に台風が上陸することはありません。

しかし、大きなぱにゅがくると停電したり、大雨により冠水したり、木が倒れ道路を塞いだりと少なからず影響はあります。

今年の雨季の初めには雹も降りました。

うちのアパートは窓が大きいため、ぱにゅになると近所のトタン屋根などが飛んできて窓が割れないかと少し心配になります。

風さえなければ雨音を聞きながら眠る夜も悪くはありません。

ではまた次回

ぽっぷ かん まい(またね)

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