2019/07/24 Wed
活動
国際色豊かな病院
みなさん、Mauri!
中山です。
本日はキリバスの医療事情を少しだけ紹介したいと思います。
基本的にキリバスでは医療費が無料となっています。
首都、南タラワにはプライベートクリニック(有料)が2つ。
その他のクリニックは保健・医療サービス省(MHMS:Ministry of Health and Medical Service)の管轄下となっています。
私の配属先である糖尿病クリニックもMHMSの管轄です。
〇キリバスの病院事情
キリバスの首都、南タラワには病院が2つあります。
南タラワの端と端。
東の端にツンガル(ナウェレウェレ)中央病院。
西の端にベシオ病院。
離島では、クリスマス島、タビトゥウェア島にも病院があります。
国内に入院施設は4か所しかありません。
他にはクリニックが点在していますが、基本的に看護師のみ*の駐在です。
基本的に医師は病院にしかいません。
看護師では手に負えなくなったケースが病院に紹介されます。
*場所によっては医師がいる場所もありますが、一時的です。
MA:Medical Assistantが駐在しているクリニックもあり、MAは簡単な手術やお産介助を行うことができます。
その中でもツンガル中央病院(写真1枚目)が国内最大施設になります。
ここには保健医療サービス省、日本で言うところの厚生労働省も併設しています。
約30年前に日本のODAにより建てられました。
〇キリバスの公用語は英語とキリバス語
私の配属先であるTungaru Central Hospital Diabetic Clinic(写真2枚目)は、名前の通り中央病院の一角にあります。
日々クリニックや院内、保健省のあたりを歩いていると、とても多くの国々の人に会います。
それは患者やその家族だけでなく、病院や省庁で働いている人もです。
もちろんその多くがキリバス人。
それからフィジー、ソロモン、パプアニューギニア、ナウル、クック諸島、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、台湾、キューバ…
きっと私が知らないだけで、他にも多くの国籍の人が働いているのでしょう。
そういう方と話す時はもちろん英語。
そしてそれぞれの母国語でも話していたりするので、多くの言語が飛び交っています。
聞いているだけであれば、とても病院とは思えないくらい国際色豊か。
診察業務に来てくれる医師もキリバス人とは限らないため、診察業務は英語で行われることも多いです。
キリバスに来て19カ月が経ちますが、私は未だに特定のキリバス語しか話せません。
薬や糖尿病関連のキリバス語の語彙は増えましたが、むしろ日常会話はできない…苦笑
それはきっと、この国際色豊かな環境も影響しているのかもしれませんね。
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