JICA海外協力隊の世界日記

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キリバス marurung（元気）日記

2019/07/03 Wed

生活

キリバスに行きたいけれど何を持参すればよいの？

Mauri!

今回は嶋谷がお送りします。

「キリバスに行きたいけど何を持っていけばいいのか分からない。」

そんなみなさんの疑問にお応えして、キリバスに来るのに「これを持ってきておくとよいよ」とお勧めできるものを含め、キリバスの水や電気、インターネット事情について説明したいと思います。

持参するとよいもの

基本的には生活するのに必要なものは全部持参したほうがよいと思います。なぜかというとキリバスではほとんどのものを輸入に頼っており、また購入できる物の選択肢もかなり少ないからです。また船が入港するとお店に物が入ってきますが、前述したように選択肢が少なく、また買い占めが起こるので、JICA海外協力隊も物を確保するのに必死です。

・虫よけ

薬局でも購入できますが値段は日本と比較すると高めです。またキリバスでは蚊が多いため消費量も多いです。去年私はデング熱にかかり大変な思いをしました。必ず虫よけは持参してください。

・帽子

日中日差しが強いので必要です。

・薬

キリバスでは医療費は無料です。そのため病院に行って診察を受けて薬をもらうこともでき、また薬局で購入することもできます。しかし選択肢が少ないため、普段自身の使い慣れている薬を日本から持参したほうがよいと思います。また解熱剤には「タイレノール（アセトアミノフェン系）」を持参することをお勧めします（デング熱罹患時にアスピリンやロキソニンのようなサリチル酸系の鎮痛解熱剤を使用すると出血傾向を助長します。）。

・ポカリスエット

脱水時や発熱時用に。もし持参していなければローカルマーケットでココナッツを購入して飲むことをお勧めします。キリバスのココナッツは甘くておいしいです。

・日焼け止め

薬局でも購入できますが値段は日本と比較して高めです。

・洋服

キリバスでは新品の洋服もありますが選択肢が少なく、また高値で売られています。キリバスではセカンドハンドのお店が多くあり、そこでは安く購入することができますが、品質や機能性などを重視したい人は持参することをお勧めします。

・ビタミン剤

薬局でも購入できますが値段は日本と比較して高めです。ビタミン摂取のためにも野菜を沢山入手したいところですが、キリバスでは野菜が高値で売られており、レストランに行っても野菜を十分に摂取することが難しい状況なので、体調管理のためにも持参をお勧めします。

・青汁

前述の通り、キリバスでは野菜を十分に摂取することが難しいので持参をお勧めします。

・日本の食べ物（調味料、インスタントのお味噌汁など）

みりんや日本酒などキリバスでは手に入れることができません。日本食が恋しくなった時のために調味料やお味噌汁などのインスタント商品の持参をお勧めします。

・電子機器

キリバスでも最近少しずつ電子機器が売られるようになりましたが、基本的には持参をお勧めします。私は心配性なので赴任時に電子機器を全て２つずつ持参しました。任期中にパソコンもハードディスクも壊れたので２つずつ持参してよかったと思っています。

・歯ブラシ

キリバスは歯ブラシが大きいです。私は小さめの歯ブラシの方が歯を磨きやすいので、歯ブラシ２年分を日本から持参しました。

（女性向け）

・化粧水など

キリバスでは購入できません。

・洗顔料やクレンジングなど

キリバスでは購入できません。

・リンス

シャンプーや石鹸は購入できますが、リンスは購入できません。

・生理用品

キリバスでも購入できますが、こだわりのある方は持参をお勧めします。

キリバスで使うお金

キリバスではオーストラリアドルが使用されています。キリバスでは両替所を見かけたことがないので、事前に両替をしてオーストラリアドルを持参をした方がよいと思います（銀行で両替できますが、レートが悪いです）。

キリバスのお水【写真２枚目：雨水タンク】

キリバスの人々は井戸水や雨水を使用しています。私は生活用水には雨水を、飲み水には海水を淡水化したものを購入するかお店でペットポトルのお水を購入しています。海水を淡水化したものは15LをAUD＄1.5～3.0で購入できますが、水を入れるタンクを購入する必要があり、また購入できる場所も限られています。ベッドボトルの水は1.5LのものがAUD＄1.5～2.0で購入できます。