2019/11/30 Sat
文化
成り行きで民族衣装を手作りすることになりました
みなさん、Mauri!
中山です。
以前、嶋谷さんが紹介してくれたキリバスの民族衣装、シブタとマウリウェア。
参照URL:https://world-diary.jica.go.jp/kiribati/culture/post_7.php
女性用の民族衣装なのですが、縫製が独特。
(写真1枚目参照)
シブタフラワーとかフラワーと呼ばれる縫い方です。
2019年2月に行われた第一回NCDシンポジウムで、大洋州の国々の多くの民族衣装を見る機会がありましたが、同じような縫製は見かけませんでした。
手づくな*大好き!
な私は帰国までにこの縫い方をどうしても身に付けたく、今回縫い方を教わりに行きました。
*手づくな
長野県の方言で縫物や編み物といった手仕事全般を指す
〇あれ?私、縫い方を教わりに行ったはずなのに…
フラワーを縫うにはまず1㎝ずつのしるしをつけ、それをもとに縫っていきます。
そしてただひたすらに縫っていく。
つまむ感じで縫うので、出来上がりは元の布の半分ぐらいのサイズになります。
この縫い方が知りたかった!
可愛いので帰国後に何かを作る際に使いたいなと思っていました。
すると、教えてくれていた先生が、あれよあれよという間に、私が持ってきた練習用の布を裁断。
…何かがおかしいぞ?
縫い方を教わりに来たはずなのに。
いつの間にか、私はシブタを自分で作ることになっていました。
結局その日は7時間かけて、ひたすらちまちまとフラワーを縫い続けました。
それでもまだまだ終わりません!
〇値段分の価値を実感しました
キリバスで服をオーダーすると
ワンピース 1枚約20AUD
マウリドレス 1枚約40AUD
(布代別)
と値段が倍近く違います。
そう、マウリドレスやシブタには、今回私が習ったフラワーが用いられているのです。
今まではただ「高いな」としか思っていませんでした。
しかし、手作業でしか縫えず、時間もかかるし労力もかかる。
今回自分で縫ってみて、その値段の理由を実感しました。
まだ自分のシブタは完成していませんが、今年中には完成させたいと思います!
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