JICA海外協力隊の世界日記

キリバス marurung(元気)日記

成り行きで民族衣装を手作りすることになりました

みなさん、Mauri!

中山です。

以前、嶋谷さんが紹介してくれたキリバスの民族衣装、シブタとマウリウェア。

参照URL:https://world-diary.jica.go.jp/kiribati/culture/post_7.php

女性用の民族衣装なのですが、縫製が独特。

(写真1枚目参照)

シブタフラワーとかフラワーと呼ばれる縫い方です。

2019年2月に行われた第一回NCDシンポジウムで、大洋州の国々の多くの民族衣装を見る機会がありましたが、同じような縫製は見かけませんでした。

手づくな*大好き!

な私は帰国までにこの縫い方をどうしても身に付けたく、今回縫い方を教わりに行きました。

*手づくな

長野県の方言で縫物や編み物といった手仕事全般を指す

〇あれ?私、縫い方を教わりに行ったはずなのに…

フラワーを縫うにはまず1㎝ずつのしるしをつけ、それをもとに縫っていきます。

そしてただひたすらに縫っていく。

つまむ感じで縫うので、出来上がりは元の布の半分ぐらいのサイズになります。

この縫い方が知りたかった!

可愛いので帰国後に何かを作る際に使いたいなと思っていました。

すると、教えてくれていた先生が、あれよあれよという間に、私が持ってきた練習用の布を裁断。

…何かがおかしいぞ?

縫い方を教わりに来たはずなのに。

いつの間にか、私はシブタを自分で作ることになっていました。

結局その日は7時間かけて、ひたすらちまちまとフラワーを縫い続けました。

それでもまだまだ終わりません!

〇値段分の価値を実感しました

キリバスで服をオーダーすると

ワンピース 1枚約20AUD

マウリドレス 1枚約40AUD

(布代別)

と値段が倍近く違います。

そう、マウリドレスやシブタには、今回私が習ったフラワーが用いられているのです。

今まではただ「高いな」としか思っていませんでした。

しかし、手作業でしか縫えず、時間もかかるし労力もかかる。

今回自分で縫ってみて、その値段の理由を実感しました。

まだ自分のシブタは完成していませんが、今年中には完成させたいと思います!

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