2019/05/30 Thu
キリバス人の髪の毛事情
みなさん、Mauri!
中山です。
キリバスは11月~4月まで雨季でした。
毎日のように雨が降ります。
雨水が生活用水であるため、恵の雨だし、雨が降るととても涼しいです。
特に今年はエルニーニョ現象が起こっているため、5月に入ってもちょくちょく雨が降りました。
生活用水が枯渇する心配がないので、大変ありがたい限りです。
雨の日によく出没するのが、写真のようなビニールを頭にかぶったおばちゃん。
この写真、実はバケツをひっくり返したようなスコールの最中の写真です。
何でこんな格好をしているのか最近まで謎でした。
雨に日にはかなりの数を見かけるし、おばちゃん率が高いです。
髪の毛以外ずぶぬれなので、この際髪の毛がぬれても何ら問題ないのでは?と思っています。
同僚に聞いたところ、雨から髪の毛を守るためにカバーをしているそうです。
髪の毛を濡らさないためにやっているとのことでした。
〇髪の毛は大切!
キリバス人女性にとってロングヘアーは一種の美の象徴でもあります。
婚約の儀式の時に女性の髪の毛を、男性側からの贈り物で飾り付けるそうです。
その飾りがスカスカだったりすると、冷笑されてしまうそうです。
そして、「シャンプーを使って週3回以上髪の毛を洗うと、髪の毛が抜けてしまう」と信じられているそうです。
なので、今でも普段は水洗いのみで、数日に1回だけシャンプーを使う人もいるそうです。
雨水を使って洗っているのだから、カバーしてもしなくてもそんなに変わらないのでは?
と説明を受けても思ってしまう私は、まだまだキリバス人には成り切れていないのかなぁ、と思います。
ちなみに、日本でもヘアオイルを使う女性は多いかと思いますし、ココナッツオイルもヘアオイルとして使えます。
しかし、キリバス人は髪の毛のメンテナンスにココナッツミルクを使うそうです。
ココナッツミルクで洗髪→海水で流す→雨水で流す
という工程を踏むそうです。
なぜ「海水で流す」作業を挟むのかは本人たちもよくわからないとのことでした。
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