JICA海外協力隊の世界日記

めんそーれ もうひとつのオキナワ日記

ラスト 土壌サンプリング期間 スタート!

Hola! 32回目の世界日記は、私のメインの活動の1つでもある「土壌サンプリング」について!

今月で、私の任期も残すところあと3カ月となりました!

と、同時に任期中で最後の土壌サンプリングの期間に突入しました!(早い…!!)

オキナワ移住地では、4月~8月にかけての冬作、11月~3月にかけての夏作の二期作で農業を行っています。

冬作期間には、小麦、トウモロコシ、ソルゴー(別名:モロコシ/たかきび)が栽培され、夏作期間には大豆と米が主に栽培されます。

私は、各期間の収穫後から次の植え付けまでの間に、次の栽培のために使用する肥料の量や種類などを農家さんにアドバイスするために、畑で土壌サンプルを取り、土壌分析を行います。

スクリーンショット 2024-09-24 212438.jpg

「サンプリング→土壌分析→農家さんへのアドバイス」の一連の流れは、私の活動のメインの1つでもあります。

ちなみに…一枚目の写真はオキナワ第三移住地でのサンプリングの様子です。

移住地ごとに土壌の特徴も異なり、個人的にはとても興味深いです。

サンプリングは私一人で行うのではなく、同僚と一緒にサンプリングを行います。

その際に、サンプルの採取方法を同僚に教えることもしていました。

なので、今回のサンプリング期間で同僚達とサンプリングを行うのは5回目になります。

(写真は、今年の小麦の収穫直後の畑にて。サンプリング方法を理解し、先頭きって進んでくれる同僚の様子です。嬉)

また、この約2年半の間に「自分の畑の土壌を知ること」について理解を示してくれ、何度も土壌分析を行ってくれる農家さんがいることも私の活動の励みになっています。

そしてさらにさらに…この最後の機会にと、土壌分析を行うことを新たに決意してくれた農家さんもいらっしゃいます。

任地に赴任した際に

「どんな形ででもいいから、少しでも多くの人に、土壌に目を向けてもらいたい」

という思いで今までやってきたので、本当にうれしい限りです!


せっかくなので、土壌サンプルの取り方を少し紹介します!

サンプリングに使用する道具は、こちら↓

土壌採取器、小さなスコップ(もしくはナイフ)、バケツ、袋、マジックの5つ!

土壌採取器は、先端がらせん状にねじれており、回しながら地面にねじ込むようにして入れます。

こちらの道具は、もともと配属先が所有しており、物置にて発見しました。笑

採取器は1mの深さまで、20cmごとにサンプルを採取することができますが、普段私たちが採取するのは、深さ20cmまでです。

たった深さ20cmですが、畑によっては20cmさえも採取器が入らないくらい土がカチカチになっているところもあります。

(※オキナワ移住地では、畑を耕さない農法である不耕起栽培で農業を行っています。また、トラクターや収穫機などの大型機械の使用の影響もあり、畑の土が締め固められて硬くなっている畑があり、解決すべき課題の一つでもあります。)

サンプルの採取地点の選定は、土壌分析をする目的にもよります。そのため畑に行き、農家さんと相談しながら、採取地点や採取するサンプル数を決めています。

採取器で取ったサンプルは、バケツの中でよく混ぜ、袋に入れます。これを土壌分析の施設に持っていきます。

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最後のサンプリングは、まだまだ始まったばかり!

残りの任期の間で、一人でも多くの農家さんのサンプリングと土壌分析を進めることができればと思います!

では、また~!

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