JICA海外協力隊の世界日記

めんそーれ もうひとつのオキナワ日記

Ruta del Che (チェ・ゲバラの道)

Hola! 今回の世界日記は、協力隊仲間3人と行ってきたバジェグランデ(Vallegrande)旅行について!

バジェグランデは、ボリビアの第二都市サンタクルス市から東に位置し、直線距離で約125km、市内からは車で約5時間(道のり約240km)の所にあります。

標高が約2000mの山間地域に位置しており、ほぼ一年中暑いサンタクルス市内と比較すると過ごしやすい気候になっています。

そんなバジェグランデに今回行った目的は、「チェ・ゲバラの最後の地を訪れる」ことでした。

キューバ革命を成功に導いたことで有名なチェ・ゲバラ(本名:Ernesto Guevara de la Serna)は、キューバ革命後にボリビアに渡り、ボリビアでも革命を起こすために闘争を繰り広げていました。

しかし、ボリビアでの革命は失敗に終わり、今回訪れたバジェグランデの近くのイゲラ(Higuera)村で最後を迎えることになりました。

今回の旅行では、ガイドさんに案内してもらい、チェ・ゲバラに関する3カ所を巡ってきました。

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まず、最初に行った場所は遺体が運ばれた病院です。

この病院は現在でも病院として機能しており、バジェグランデで唯一の病院だそうです。

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病院の裏にある洗濯場に遺体が置かれ、数日間だけ一般公開されていたそうです。

次に向かったのが、博物館と遺体が30年間極秘のまま埋められていた場所です。

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ここはキューバからの支援もあり、とても立派な建物が建っていました。

今回ガイドをしてくれた方も、遺体発掘のための作業に加わっていたとの話も聞きました。

最後に訪れた場所はチェ・ゲバラが捕らえられ、ボリビアの政府軍によって射殺された場所でした。

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この場所は今では小さな博物館となっていますが、当時は学校でした。

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今回の旅行で一番印象的だったことは、ガイドさんが

「一般的にボリビアではチェ・ゲバラの印象がよくない。ただそれは、歴史をちゃんと勉強していないからであって、ちゃんと理解してから判断すべき。自分はこの仕事をしているだけで、批判されたことが何度もある。」

と話してくれたことです。

勉強することの大切さ、勉強ができる環境のありがたさを再認識した旅行となりました。

そして今回の旅行は協力隊仲間3人と行ってきましたが、その内2人はもうすぐ任期を終えるため、一緒に行くことができた最後の旅行でもありました。

2人にはとてもお世話になったので、最後に一緒に旅行ができてよかったです。

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(左から 2022年度1次隊 稲嶺萌恵、2023年度1次隊 柿本文、2021年度7次隊 岸本明莉、2022年度1次隊 伊藤すみれ子)

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