JICA海外協力隊の世界日記

ラオスの暮らしを知りたい

Handicraft Festival

「Forestry Training Center(FTC)」は10月15日から23日までラオスの手工芸品見本市である「Handicraft Festival(HF)」に参加した。ラオス政府によるとラオス国内には約50の民族が暮らしている。その中でも手工芸品作りが得意な民族が全国からHFに集まる。実際に手工芸品を作っている生産者から商品を購入できたり、手工芸品作りを間近で見られたりと訪ねるだけでも楽しい展示会となっている。

FTCの視点から見れば、HFは絶好の宣伝機会であった。手工芸品好きのラオス人、在住外国人、観光客と様々な客層に「Vangvieng Posa Handicraft(VPH)」の手漉き紙、紙布、うちわを紹介できた。

もちろん宣伝のためだけに参加したのではない。HFは言うなれば職員・生産者・私にとって日々の課題を解決する実践の場だった。以前記載した商品ディスプレイの改善、口頭だけでなく記録を残す商品管理の導入など、HFの準備段階から一緒に頭を悩ましながら進めた。現場でもない場所で理論をひたすら説明しても職員や生産者には響かないため、HFという現場で試行錯誤できたのは宣伝以外の大きな成果だった。

HF本番中に同じ悩みを持つことで、以前より私の提案に対して好意的になってくれたのもよかった。HFの振り返りでは、事前ミーティングで職員と生産者に伝わらなかった部分が、HF本番を経験することで伝わるようになった。HFへ参加できたおかげで、JOCVとしての活動を今後、もう少し進めることができると私は感じた。

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