JICA海外協力隊の世界日記

ラオスの暮らしを知りたい

商品ディスプレイ

Handicraft Festival(HF)当日、HFに参加したことのある職員は以前のうちわプロジェクトで学んだディスプレイ方法や、過去にVPHで参加した展示会のディスプレイ方法を踏襲してブースの準備を始めた。しかし今回は、私に「どのような装飾する?」と質問する過程が生まれた。そのため事前に助言したディスプレイ方法を改めて話ながら、「Forestry Training Center(FTC)」職員・「Vangvieng Posa Handicraft(VPH)」メンバーと一緒にブースを準備した。FTC職員とVPHメンバーもただ従うだけでなく、「この方法はどう?」と提案する場面もあった。その他にFTC職員とVPHメンバーは彼・彼女らの判断でディスプレイの布を日によって変更していた。以上のことから、事前にディスプレイ方法について話し合った効果はある程度認められたと感じている。

しかし以前と変わらない面も見られた。例えば売れ行きを考慮してFTC職員とVPHメンバー自らディスプレイを大幅に変更することはない、ディスプレイに高さを作って顧客が見えやすくする工夫はあまりない、顧客が動かした商品を並べ直したりすることはほとんどない。今後の活動ではさらなるディスプレイ向上のため、機会をみてFTC職員とVPHメンバーに協力していく。

HFの振り返りではディスプレイ方法について段差をつくることの重要性が話題になった。VPHメンバーの1人は、VPHの直売所にある棚に段差をつくることで後ろの商品もみえるようにしよう、と提案した。その他にも、HFで新たに手に入れた籠に商品をいれるなど、HFでの経験がVPHの直売所でも生かされていた。HFの他ブースで使われていた竹製ポールハンガーを私が勧めると、VPHメンバーはその流れでCPへ「作ってほしい」とお願いした。するとカウンターパート(CP)は「以前のプロジェクトで(私は)作ることができる。今は忙しくて作らなくなっているけど」と回答した。会話を聞いていると、顧客視点でディスプレイする意識が以前より向上している気がする。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ