JICA海外協力隊の世界日記

ラオスの暮らしを知りたい

白石和紙

私には宮城県出身の同期隊員がいる。彼は私の配属先である「Forestry Training Center(FTC)」の手漉き紙に興味を持ってくれた。そして彼の出身地である宮城県からFTCに「白石和紙(しろいしわし)」を送ってくれた。

この「白石和紙」を作るのは宮城県白石市の「蔵富人(くらふと)」様。公式HPによると、2015年に白石和紙工房の活動を終了した方の指導を受け、地元白石産の材料にこだわり、同じ工法で白石和紙を生産しているとのこと。

いただいた様々な白石和紙はどれも素敵で、一つ一つの和紙に独自の魅力を感じた。もちろん和紙をいただけたことはうれしいが、何よりも「蔵富人(くらふと)」の皆様がバンビエンの手漉き紙に興味を持っていただいたことに感謝しかない。そしてつなげてくれた同期隊員にも同様に感謝している。

蔵富人様が漉いた和紙を手にしたFTCの職員と「Vangvieng Posa Handicraft(VPH)」のメンバーはまず、和紙の薄さと白さに驚いていた。そしてその美しさに何度も「ງາມໆ(ガームガーム)/きれい」と喜んでいた。

FTCとVPHは現在、日本の和紙を作っている方々と交流する機会はもっていない。そのため、今回のように蔵富人様がVPHへ興味を示してくれ、宮城県から和紙まで送ってくれたことは、FTC・VPHにとってとても心強いつながりとなっている。

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