JICA海外協力隊の世界日記

ラオスの暮らしを知りたい

VPHの手漉き紙、白石和紙、そしてルアンパバーンの手漉き紙

宮城県白石市の「蔵富人(くらふと)」様から頂いた和紙。この和紙を用いて何かできないかと考えているとき、和紙をうちわに貼ってラオスの手漉き紙と比較しよう、と思いついた。

そのため「Forestry Training CenterFTC)」の職員に上記内容を相談してみた。するとすぐにうちわ作りを承諾してくれた。FTC職員は香川県丸亀市で「丸亀うちわ」の作り方を学んだ。そのため色々な形やサイズのうちわを作ることができる。今回は和紙の枚数が限られているため、手のひらサイズのうちわをつくってもらうことになった。

手のひらサイズのうちわに貼るのは、白石和紙、「Vangvieng Posa Handicraft(VPH)」の手漉き紙、そしてルアンパバーンの手漉き紙。完成したうちわを比べてみると三者三様でとても興味深い仕上がりになった。うちわにしたことで手に取りやすく、手触りだけでなく、日に当てたときの透け感がわかりやすいなど、利点も何点か見られた。

これらのうちわは「Handicraft Festival(HF)」のブースに展示した。白石和紙を手に入れてくれた宮城県出身の隊員がブースに立ち、HFに来場した様々な国籍の方に三者三様の紙を紹介してくれた。彼が事前に作成した2か国語(英語・ラオス語)の各紙の説明資料も大いに役立った。結果として人によって紙の好みが異なるなど、それぞれの紙の良さを知ることができた。白石和紙のおかげでFTCVPHにとって役に立つ情報を得ることができたので、今後もこのうちわを有効に活用していきたい。

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