YAPだより

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北村 義雄
兵庫県

タイプ/職種
シニア海外ボランティア
電気・電子設備
派遣国
大洋州
ミクロネシア連邦 ヤップ州 州都コロニア
一言メッセージ
赴任先の病院でのメンテナンス依頼は電気以外にも様々なものがあります。現地の技術者の方と保守する模様や島での生活について紹介します。

 

バッテリーの正極と負極の反転による改善策について

2019.07.28

活動

(写真:バッテリー)

私にとって経験の無かったことですが、自動車などで使うバッテリーで正極が負極に負極が正極になっているものがありました。今回そのバッテリーを正常に戻しましたが、経過とその方法についてお話しします。なおインターネットで調べてみましたら、このような現象はたまにあるとのことでした。

今回の発端は、病院のメンテナンス部の方から自家用発電機の燃料用ポンプが動かなくなったので、その原因を探ってほしいとの依頼でした。

(写真:燃料用ポンプ)

燃料用ポンプには、バッテリー電源がつながれていて、スイッチを入れると動くように出来ています。燃料用ポンプの電源は、12Vのバッテリーを2台直列につないで24Vで使っています。この内1台のバッテリーの極性が反転していたため、24Vが取れなくて燃料ポンプが動かなくなったのが分かりました。

インターネットで調べてみると、完全放電し再充電をすると正極は元の正極に、負極は元の負極に戻るとありました。

完全放電のため自動車からバッテリーを外し、極性が反転している今回のバッテリーを車に取付け、正負を逆につないでエンジンをかけないで前照灯だけを点けて放電させました。

この完全放電したバッテリーを外し、充電器により正極にはプラスの電極を負極にはマイナスの電極を取り付けて再充電しました。

(写真:自家用発電機)

3時間かけて再充電しましたが9V程にしかならず、またバッテリーが熱を持ちましたので、翌日再充電することにしました。翌日は1時間の再充電を2回ほど繰り返していくうちに12.6Vまでになり、充電器取り外し後の自然放電による電圧降下もほぼ収まりましたので、自家用発電機に戻しました。異常の無かったバッテリーとこのバッテリーを直列につないで、24Vにして試験的にスイッチを入れましたところ、燃料用ポンプが動くようになりました。

次に外部からの燃料を入れるため10分間動かしましたが、12.2Vまでの電圧降下で収まり、無事使えることが分かりました。

今後は定期点検時に、この電圧が12Vより下がるようであれば、再度取り外し充電器により充電することに点検表を改めることにしました。