JICA海外協力隊の世界日記

YAPだより

クリスマスと病院の電気使用量

もうまもなく、ヤップでもクリスマスを迎えます。

暑い国ですが、雪だるまとサンタクロースが大きなスーパーの入り口に飾られています。雪だるまはこの場所以外にも飾られていますが、病院のヤップの方に聞いてみると、雪は今まで一度も触ったことがないと言っていました。ただ、雪が降る場面はYouTubeなどで見ているかも知れません。

今回で2回目のクリスマスを迎えるのですが、昨年はお店で結構割引セールがありました。しかし、今のところ、そのセールをしているお店は少ないです。もう少ししたら始まるかも知れませんが、昨年は$100以上の買い物をすると50%引きというお店があったので、JICAのメンバーが集まり、それぞれ買いたいものを持ってきて、代表が支払いをして、あとで皆で精算することもしました。

クリスマスの日の25日は祭日になっています。クリスチャンがほとんどのこの島の方は、午前中は教会に行きます。ホームステイをしているJICAの青年海外協力隊員はそのご家族と行かれるようです。しかし、この日に限らず日曜日にほぼ毎回教会にご一緒する隊員もいると聞いています。

以前デング熱で患者が増えてきていることはお伝えしたとおりですが、まだ収束していません。私の職場の方の小学生がデング熱にかかり、約1週間点滴を受けるために病院に通ってきていましたが、今は回復したようで通学しているとのことです。

私は仕事柄、この病院の電力使用量を基本的には毎日メーターを読んで記録し、月初めに分析する作業をしています。

昨年8月がこの病院での最大の電力使用量でしたが、廊下照明の間引き点灯、不要と思われる照明の消灯、不在時の消灯、そして一部の電気湯沸かし器の停止などを行ったところ、電力消費量は今年3月には最小になりました。

しかし、先のデング熱が今年の4月頃から流行し始め、7月後半から病院の開院時間を朝8時~夜中12時にしたため、電力使用量が増えてきました。さらにこの病院には集中式の冷房装置があるのですが、2台ある装置のうち1台が壊れてしまったので、温度管理が必要な薬局、薬剤庫、検査室及び手術室などの室温が高くなり、個別空調機を導入することになりました。

壊れた集中式の冷房装置の使用電力量とこの度新設された個別空調機の使用電力量を比較すると、個別空調機の方が設定温度を低くしているため、合計の個別空調機の使用電力量が増えてきています。

しかしながら、今月ようやくその増加も収まる数値となってきていますので、これで落ち着いてくれればと期待しています。

来月も同様にデーターを検証しますので、結果をお知らせしたいと思います。

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