JICA海外協力隊の世界日記

YAPだより

クリスマス その2

ヤップ州では、公共機関は23日~27日までの1週間、クリスマス休暇となりました。24日と25日はもともと祭日でお休みでしたが、急遽長期のお休みとなり、土日を含めて9連続のお休みとなりました。

病院はデング熱流行のため毎日開院しており、診療時間も夜中の12時までとなっていますが、この期間は医者、看護師、薬局、会計、薬品等の補充係、受付などは対応人数を少なくして、少しでもお休みが取れる体制にしております。私が勤めるメンテナンス部は、この間は完全にお休みとなり、緊急時はチーフ宅に電話連絡が入り私達メンバーが駆けつける体制となっています。しかし、私には今のところ緊急の呼び出しはありません。


さて、去る25日に青年海外協力隊員の方のホームステイ先でクリスマスパーティーほどではありませんが、食事会をすることになりお呼ばれすることになりました。


もともとは、ヤップの青年海外協力隊員2名がカレーライスをホームステイ先で調理し、ご家族に食べていただくことを目的とし、私もそれに参加することになったのです。

ご存じの通り、私はお手玉遊びを知っていただく活動をしていますので、もちろんこのご家族にもお手玉をプレゼントして遊んでいただきました。

以前紹介しましたように、ヤップでは小学生はオレンジを使ったお手玉遊びが出来ます。今年3月のヤップデーでは、3個のオレンジを上に投げ、お手玉をしながら徒競走をするコーナーがありましたので、この島の女性は多分小学生の時にお手玉遊びを体験されています。今回お邪魔したご家庭で、50歳代のご婦人の方々にお手玉をお渡ししましたところ、両手3個ゆりを上手にされました。お手玉遊びは投げ玉だけではなく、お手玉をつまんだりするなどの遊びもありますので、一緒に遊んでいただきました。

お料理は青年海外協力隊員がその場で作ったカレー以外にも、もう既にこのご家庭でローカルフードが調理されており、それらもいただきましたのでもうお腹いっぱいです。

ローカルフードは、タロイモなど2種類、チンゲン菜、大根をスライスしたキムチ、サラダ、刺身のほか、私が説明できないものがあと2種類ほど出されていました。

お聞きしましたところ、基本はお住まいの敷地内で自生する作物や果物を常時食べておられるとのことでした。なすびの料理はないのですかとお尋ねしたところ、作っていないのでないとのことで、わざわざ買われないとのことでした。

お手玉遊び以外にも、導入編でハンカチを使ってネズミを作り、それが動く遊びを見てもらいました。来年は日本ではねずみ年であることも、青年海外協力隊員に説明してもらいました。次にクリスマスでもありますので、「きよしこの夜」の英語版と日本語版、そして「お正月」の歌を日本語で歌ってもらいました。お正月の歌に出てくる駒については、実際に廻してみてもらいました。凧揚げ、まり投げ、羽子板については、iPadで映像を見てもらい歌詞の解説をしました。またトランプを使った簡単なマジックも4種類ほど見ていただきましたが、ご家族が抜いたトランプを当てるマジックに驚かれ、よくうけました。

最後にこのホームステイ先では蛍がいました。日本と違って1年中飛んでいるとのことです。

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