2018/11/06 Tue
文化
ミクロネシアの祝日
2019年のミクロネシアの祝日の日程が、病院のメールで発表されました。
ミクロネシア連邦は４州により成り立っていて、連邦の祝日と州の祝日の２種類があります。州の祝日は州ごとで異なっていますが、ここではヤップ州の祝日についてご紹介します。
日本と同様に、土日曜日と祝日が重なれば祝日が移動します。ミクロネシアの祝日は以下のようですが、日本と比べれば大変少ないです。特に日本では、来年天皇の退位と即位などの行事があり、４月から５月にかけて１０連休になるとか、羨ましい限りです。といっても、このヤップで１０連休があっても海で遊ぶスキューバダイビングやシュノーケリング、釣りなどができる方は時間を過ごせるかも知れませんが、余り興味のない私では時間をもてあそぶに違いありません。グァムやサイパンに行くことも出来ますが、結構費用が掛かります。サイパンでは台風２６号の来襲により多大な被害を受けたとのこと、風速８０メートルの暴風が家屋や電柱など多くのものを吹き飛ばした模様です。私も先週久しぶりに休みを取ってサイパンに行くことにしていたのですが、この台風の影響で延期することにしました。
それでは、それぞれの祝日について若干説明したいと思います。
1月1日のNew Year’s Dayは、日本と同様の新年を祝う祝日ですが、別段行事はないとのことです。
３月１日のYap Dayは、ヤップ州の伝統を祝う祝日です。この日に様々な行事を行うことが明文化されています。こうした法の規定に基づき開催されるのが、ヤップデーフェスティバルです。ヤップデー会場では、伝統衣装を身に着けた人々による踊りをはじめとする、様々なヤップの伝統的な催しが行われ、観光客も含めて数多くの人が来場します。聞くところによりますとヤップ在住の私達JICAもパレードに参加するとのことです。
３月31日(2019年は4/1)のMicronesian Culture & Tradition Dayは、島々の文化的伝統と伝統的伝統を称えるために創設されました。カロリーニア島、チャモロ島、チュクーネ島、カピング島、ナウアア諸島で構成されている島々の人たちは、自分の言語、歴史、伝統に信念を持っています。 ミクロネシアの文化的多様性の保全は非常に重要な課題となっています。
5月10日のFSM Constitutional Dayは、ミクロネシア連邦の憲法が1979年5月10日に発効したことを記念した祝日です。
10月24日(10/25)のUnited Nations Dayは国連デーのことで、1945年の国連憲章発効の記念日です。ミクロネシアでは連邦記念日としている。
11月3日(11/4)のFSM Independence Dayは、米国信託統治協定の終了を宣言した日を祝う記念日です。
11月11日のFSM Veterans of Foreign Wars Dayは、ミクロネシア連邦では世界大戦終戦記念日ですが退役軍人の日とも言われています。
12月24日のYap State Constitutional Dayは州ごとに定めている州憲法を祝う日で、ヤップ州ではこの日ですが、各州に憲法記念日があります。
12月25日のChristmas Dayはクリスマスです。ヤップの人はその多くがキリスト教徒で、島のあちらこちらにキリスト宗派の教会があります。
下の写真は、ヤップの飛行場でヤップに到着した観光客に現地の衣装を着た女性がレイをかけているところです。ヤップデーなどの島の大きな行事の時にしていただけるようです。おきれいな方ですがお顔をお見せできません、悪しからず。
( )は2019年の祝日で本来の日から移動しています。
月 日 イベント （連邦休日／ヤップ州休日）
1 1 NewYear’s Day 元 旦 （連邦休日）
3 1 Yap Day ヤップデー （ヤップ州休日）
3 31(4/1) Micronesian Culture & Tradition Day ミクロネシア文化と伝統の日 （連邦休日）
5 10 FSM Constitutional Day 憲法記念日 （連邦休日）
10 24(25) United Nations Day 連邦記念日 （連邦休日）
11 3(4) FSM Independence Day ミクロネシア独立記念日 （連邦休日）
11 11 FSM Veterans of Foreign Wars Day 世界大戦終戦記念日(退役軍人の日) （連邦休日）
12 24 Yap State Constitutional Day ヤップ憲法記念日 （ヤップ州休日）
12 25 Christmas Day クリスマス （連邦休日）
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