JICA海外協力隊の世界日記

速達!ホンジュラス

スナック菓子の魅力

子どもから大人まで魅了して止まないスナック菓子は、勿論、学校でも大人気!日本の中学校とはかなり違い、放課にお菓子やジュースを飲む生徒等の姿にすっかり見慣れてしまったものの、放課が終わる度に廊下や校庭に山ほどのお菓子の包み紙やペットボトルが散乱しています。これにはいつまで経っても見慣れない!更に生徒による掃除の時間は無く、いわゆる掃除のおばちゃんが校内を毎日掃除します。「ゴミを廊下に捨てない。落とさない。落ちていたら拾う」という言葉は存在しないのか?と悩ましく思っています。

そのゴミ問題もあるけれど、今日はスナック菓子に含まれる「着色料」と「保存料」についてです。

塩分、油等に加えて食品添加物と呼ばれるものは世界中に溢れています。聞いたこともない名前の単語が、実は着色料だったり、人工甘味料だったりします。生徒等が日頃よく食べているお菓子を片っ端から購入し、パッケージの裏に記載されている調味料を表にしました。「どうして食品メーカーは食品添加物を使うのか?」という小さな授業をさせて貰い、生徒からは予想よりもしっかりした考えを答えてくれました。

去年の10月に清涼飲料水の砂糖含量の比較をし、今回はお菓子の添加物を見比べ、私は食品メーカーから苦情が来るのではないかと内心冷や冷やしています。でも、日々の生活で「何を食べるか」「どれを選ぶか」と考えることを、生徒や同僚等へきっかけを与えられたら思っています。

さて、久しぶりに栄養素の授業をさせて貰いました。生徒に1週間の食べたものを書き出して貰い、その食材を栄養ピラミッドに置き換えると、殆どが「炭水化物」と「タンパク質」の2つしか日頃食べていないと言うことが分かりました。「バランス良く食べる」ことの大切さを訴えると共に、改めて思うことは、食事を作るのは両親や祖父母、おばさん等既に大人であり、どれだけ声高に「バランス良く、野菜をもっと摂取しましょう」と言っても直接には伝わりません。知識として生徒へ教育しつつ、保護者向けに何か出来ないだろうか?と、試行錯誤が続きます。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ