2016/05/12 Thu
学校
おりがみ大好き
中学1年生は6週間毎にクラスが入れ替わるため、その都度、自己紹介をします。
日本はどこにある?
私の住んでいた県はどこ?
家族は?
何歳?
更に日本のお金を見せ、お箸の使い方、浴衣の着付け、風呂敷の使い方等、その時々で何を紹介するか組み合わせていますが、どうしても最後に欠かせないのが「おりがみ」です。色鮮やかな折紙でコップ、風船、ハートを作ってきましたが、最近ふと思いついたのが、新聞紙や雑誌を用いること!
貴重な折紙を節約?すると共に、リサイクルを考える事にもなります。
端と端を合わせる、折り目をつける等の基本的な動作が難しいようです。「次どう折るだろう?」という発想も少なく、1つ1つの手順を説明し、生徒の手元を見て折るのを手伝うのには少し時間が必要です。でもそうやってどの子も苦戦して折り終えると、子ども達の笑顔が一気に咲きます!「ユカコ、見てよ!上手くできた?」と呼ばれ、その都度「良くできた!」と褒めると、得意げになってもう一枚、もう一回と折りたがります。中には後日、自分で画用紙を買い折って見せに来る生徒もいて、その熱意に驚かされます。
私自身の活動で「家政科の授業を手伝っている」と説明をすると、「料理でしょ」「裁縫でしょ」と尋ねられます。はい、その通りです。でも、何よりも、物を作るということは、材料を揃え、手順を踏んで、丁寧に組み立てていくこと。これは家政のみならず、モノづくりの基礎で、折り紙一つにしても「正確に折る」ことの大切さと難しさと面白さを見出して、他の物事へ応用してほしいな。いつも、そう感じながら夢中に折る姿を微笑ましく見ています。
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