2016/05/28 Sat
学校
支援の形
私の活動先であるラモン・ロサ技術中高校では、校長先生や副校長先生が熱心に「学校を良くしよう」と、昨年末から少しずつ様々な外部提供の支援を取り入れつつあります。
時々、私がここで活動する意味はあるのだろうか?今の活動の仕方でいいのだろうか?と疑問に思うこともありますが、今日はその外部支援を一部紹介します。
とある支援で、浄水タンク2種類がある日突然、家庭科室にやってきました。しかし使い方が分からず、放置すること2週間後にようやく教えて貰ったものの、ある部品を取り付けないと使えない事が発覚し、本当に機能するのか不確かさが残りました。更に水漏れもあり、結局、使用せずに家庭科室の隅に置くことに…
「モノの支援」という「良かれ」と思ったモノも、環境や状況、本当にその場が必要と感じているモノを届ける難しさを感じる出来事になりました。
他にも、市役所関連のプロジェクトがやってきて、中学3年生の縫製クラスへ依頼がありました。環境保全意識を推進するメッセージを刺繍したふきんや、トートバック等を作って売り、その売り上げを次の制作費にするという、ある種の起業サイクルを提案され試すことになりました。
しかし、中学3年生という殆どが被服の基礎の基礎クラスであり、授業の内容を「外部へ作って売る」為だけに時間を割けず、また生徒によって出来上がりのバラツキが高く、同僚の少し葛藤する姿を見るのは、私もどうしたらいいのか悩むところです。今現在、中学の家政科コースしかなく、高校の家政科コースがあれば幅広く出来るだろうなと考えつつも、このきっかけが良い循環になればと思い、同僚と話すこの頃です。
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