JICA海外協力隊の世界日記

速達!ホンジュラス

砂糖はどれ位入っている?

ホンジュラスの公立学校は、新学期は2月で学年末は11月です。日本では、新学期は4月で学年末は3月ですよね。という事から先月の10月末に、この1年間で生徒が作った作品や成果を近辺の小学生に発表する機会がありました。家政科は中学1年生が作った紙の花、中学2年生が作ったピクルスやクッション、中学3年生が作ったスカートやブラウス等を展示しました。

そこで折角なので、7分程度の短い講義を中学2年生から小学生へやって貰いました。お題は『ペットボトル1本の清涼飲料水には砂糖はどれ位入っている?』です。小学生は勿論のこと、中学生や高校生も清涼飲料水が大好きで、話を聞いた中には1日にペットボトル約500mlを3本以上飲む子もいます。「飲むのがいけない」と言うのではなく、「いかに飲むか」と言うことを考えて欲しくて!

メーカーによって、種類によって様々ですが、600ml(ホンジュラスのペットボトル1本辺りの平均量は500mlか600mlサイズが多いです)に対して砂糖の量は約65gです。WHO(世界保健機関)は、砂糖の摂取を1日に25g以下を推奨しています。単純に考えて、1本飲みきってしまうとWHOの1日の推奨量を遙かに超えてしまうしかも、朝食昼食夕食の中にも勿論、砂糖は使われています。

初めは緊張気味に説明していた生徒も、だんだんコツを掴んできたみたいで、上手に小学生の心を掴んで話していました。説明のみならず、小学生の誘導をする生徒らの姿を見ていると、少しずつだけど確実に成長していることを実感し、嬉しくなったのは言うまでもありません。

さぁ、説明を受けた小学生も、説明をした中学生も、家へ帰ったら家族に話してあげてね!

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