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中央公園から徒歩で７分程度の場所に「城」と呼ばれる建物があります。１８６５年に建てられた物ですが、日本の「城」とは少し異なっています。山の上にそびえ立っているのは、要塞である白い壁と、１階建ての少し広い小屋だけで、その建物の内部には数枚の説明パネルがあるという簡素な作りをしています。この「城」を航空写真で見ると、白い壁が星の形の様に建てられています。素敵でしょ！また、小さな山の上と言うこともあり、グラシアス市全体を少しだけ上方から眺められ、いつも心地よい風がそよいでいます。澄み切った青空を仰ぐのに最適の場所です。子ども達がはしゃぎ回ったり、恋人達が語り合ったり、友達とのんびりお喋りをしたり、思い思いに過ごす人々の姿を見かけます。

またここは講演会やコンサート等の会場になることもあり、夜には一部ライトアップされるので、昼間とはまた違う表情を見せてくれます。

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初めてこの城に来たのは、グラシアス市に着任して初めての週末でした。訳も分からないまま「城へ連れて行ってあげる」と生徒と手をつないでやってきて、「これは城ではなく…丘だよね？」と何度も何度も思いました。場所が変われば建築物の認識は違いますよね。逆に日本の「城」を子ども達に紹介すると目を丸くして驚きます。「何階建てなの？」でも、どちらも「城」なのです。

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日本みたいに、娯楽と呼ばれるテーマパークやアトラクションは数が知れており、また休日のショッピングを楽しむという感覚も首都の一部でしかありません。その代わりに、人々はお喋りをするのが大好き！年齢、性別、時間、場所を問わずにお喋りを楽しむ姿を見ると、何故か穏やかな気持ちになれます。中央公園には家族連れや友達同士等が集っており、コーヒーを片手にのどかに過ごす姿を見かけることが出来ます。

グラシアス市は中央公園、城を筆頭に歴史的な建造物があり、情緒があり整った町並み、そしてのどかな雰囲気が漂っています。この先もお薦めスポットを少しずつ紹介していきますね。楽しみにしてて下さい。