JICA海外協力隊の世界日記

速達!ホンジュラス

洗濯

ホンジュラス国内でも地域によって水の有無の差が大きいです。

私が住んでいる市は毎日夜7時~9時位まで断水があり、また朝から夕方まで「蛇口をひねっても水が出ない!」状態が週に数回やってきます。雨が降った後は沢山水が出るので、まさに恵みの雨。しかし他県や市は、15日に1度の給水のみ、2ヶ月に1度など!話によるとタンクに水を溜めて少しずつ使うのですが、そのタンクに溜められる量も限られているので、水に対しての意識がかなり違ってきます。インフラの大切さを切に感じます。

さて、そんな中の洗濯事情です。日本のようにボタン1つで洗いから濯ぎまでおこなってくれる洗濯機が一般的ではなく、『ピラ』と呼ばれる貯水槽と洗濯板付きの洗い場が浸透しています。それは何故かというと、洗濯機を稼働していても断水で水の供給が無くなれば洗濯が終わらない、また電気代がかかる、という事情があるみたいです。我が家も勿論ピラで洗濯をします。洗濯方法は、洗い物を水で湿らせる→石けんをつける→洗濯板でこすり汚れを落とす→水をかけて濯ぐ→手で絞る、そして干す。それら一連の洗濯工程を改めて実感します。

効率化、簡素化、改善、等が日本では常に求められています。しかし手洗いの洗濯を始め、薪を用いて調理することも、また学校では足踏みミシンを教えたりしていると、手作業でおこなうことの面白さを、物事の原点を再認識する日々です。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ