JICA海外協力隊の世界日記

エクアドルBOSAI日記

ペルー旅行記③~首都リマで日系社会と防災を学ぶ~

¡Hola! ¿Cómo está? (オラ、コモエスタ?)こんにちは。皆さんお元気ですか?

ペルー旅記録、まだ続きます。

ワラスから8時間のバス旅を経て、いよいよペルーの首都リマへ到着!

予想通りの人と交通量に圧倒されましたが、無事に同期シニア隊員ご夫妻と合流し、3日間大変お世話になりました。ペルーはご存知の方も多いように、100年以上前に多くの日本人が移住した場所でもあります。今回その歴史を学ぶために日秘文化センター内にある「ペルー日本人移住資料館」http://www.apj.org.pe/departamentos/museo(スペイン語での公式HP、日本語での解説はこちらのブログが便利でしたhttps://www.ab-road.net/south_america/peru/lima/guide/06135.html)を訪問し、どういった経緯で移住が始まり現在に繋がっているのかをゆっくり見学しながら勉強させてもらいました。

(写真1枚目:日秘文化センター外観。とても大きくてびっくりしました。)

ここで多くを語ることが出来ないほど長い歴史があり、移住直後から様々な困難と向き合ってこられた方たちの姿について学ぶことができる貴重な博物館となっています。是非皆さんに知って欲しい場所です。

今やペルー、ブラジル、ボリビア、パラグアイ、ドミニカ共和国などで日系移民2,3,4世が活躍される時代となり、ペルーでは日系大統領もおられたので日本に対する信頼度や認知度はとても高いと感じました。エクアドルでは入手が難しいか非常に高い日本食も割安で手に入り、レストランでは本格的な定食を楽しむことができ、高齢者施設に通うお年寄りの方々の笑顔皺を見ると、これまで重ねてこられたご苦労とその経験から培われた人に対する優しさや強さに感動を覚えずにはいられませんでした。

南米にいながら日本を身近に感じることにできる貴重な機会に感謝し、先人たちが築いてこられた信頼と友情の輪をこれからも末永く繋げていくお手伝いがしたいと僭越ながら考えていました。

(写真2枚目:ペルー日本人移住資料館にて)

それから市内中心部からバスまたはタクシーで30分ほどの場所にあるLa Punta(ラ・プンタ)という海岸部を訪れました。

ここは、任地エクアドル・サリーナス市役所の元同僚が、先進的な津波対策を行う南米都市の参考資料として見せてくれたことで知った場所なのです。

地形がサリーナス市に非常に似ており、海岸が細い半島部となっていることから垂直避難をはじめとする津波対策を数年前から行っており、避難場所を写真と地図に当てはめて作成し、観光客にも配布しているという取り組みを行っていました。アポなしでしたが当地の危機管理部を訪問し、職員の方に色々お話を伺うことができ、「観光危機管理」という視点での防災・減災の取り組みに対して少しヒントを得られました。

例えば、日本ではもうお馴染みになりつつある、津波災害などが発生した際の「避難ビル指定」を積極的に行っており、エクアドルでも公助メインの現状から地域の民間施設や企業・地域住民等と連携する共助へシフトしていかねばならない段階が近づいていると感じます。

(写真3枚目:ラプンタ危機管理担当の方と)

あっという間の大都会リマでの日々を終えて、次はクスコへ!!有名なあの場所へ行きました。(次回に続く)

また次回に続きます。

¡Hasta Luego! (アスタ・ルエゴ)それではまた。

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