JICA海外協力隊の世界日記

エクアドルBOSAI日記

ペルー旅行記⑤~アマゾンの街イキトス~

¡Hola! ¿Cómo está? (オラ、コモエスタ?)こんにちは。皆さんお元気ですか?

いつもお読みいただきありがとうございます。去年9月のペルー旅行記も今回でようやく最後です。

これまで活動を中心に日記を書いてきましたが、今回は活動も兼ねた旅であったことから記録を残すことにしました。

さて、マチュピチュツアーに参加した翌朝、再びクスコ空港からイキトス空港へ。1時間半ほどで無事、ペルーのアマゾン地帯(ブラジルの西側と国境で面している)セルバ地域と呼ばれるイキトスへ到着!!空港に着いた瞬間からむわっと湿気と暑さで日本の夏を思い出しました。エクアドルにもオリエンテと呼ばれるアマゾン地帯はありますが、こちらのアマゾン地帯はさらに蒸し暑く、船でブラジルまで行けてしまうという壮大さ!!!丸一日かけてハンモック船に乗ってブラジルまで旅するなんてこともいつかやってみたいと思うものでした。

イキトスでも環境隊員さんが何名か活動していて、滞在中彼らにとてもお世話になりました。特に同期隊員には家に泊まらせてもらい、活動見学をさせてもらうなど、本当にお世話になりっぱなしで頭が上がりません。それだけ魅力溢れる活動先だということを私はこちらでお伝えしたいと思います。

(写真1枚目:お世話になった同期隊員と一緒にごはん)

イキトスで主に行ったこと

○市場と町歩き

 通常の野菜・果物・肉だけでなく、虫、は虫類、亀の卵やワニ肉まで、エキゾチックな食べ物!?がたくさん売られていました。実はこの市場の下には更に闇市場が存在し、ここでは希少動物の売買などが違法で行われているという悲しい事実を知りました。とはいえせっかくこちらまで来たので珍しい亀の卵をいただきました。不思議な味がしました。

また、年中湿って暑いイキトスですが、癒しのカフェやご飯屋さんも教えてもらって美味しい料理などを堪能しました。

○アマゾン川下り

同期隊員の紹介で、丸一日かけてアマゾンを巡るツアーに参加しました。木製の船から見るアマゾンはそれは雄大で、雨期になると地面が見えなくなるほど水位が上がるので、高床式または浮遊式のいかだのような基礎を作って建物が点在しています。そこで暮らす多くの部族のうち、いくつかを訪問しましたが、観光客向けの動物園(ゾウガメやナマケモノなどを飼育している)や部族の踊りや歌を紹介して手作り製品などを販売している所が多かったです。お昼にはブラジル方面へ進んだとある部族のコミュニティでお昼ご飯を食べ、雨期には船で渡る場所を歩いて1時間ほどハイキング。樹齢100年以上の木を見に行って、とにかく暑さと湿気で疲れましたが楽しかったです。いずれにしても、我々外国人観光客の集客目的で部族の暮らしや人々の価値観が少し変化してしまったのを見てしまうと、こうした人の移動は必ずしも利点ばかりではないと感じさせられます。

(写真2枚目:アマゾンの風景)

○動物保護センター・動物園へ

同期隊員が活動していたレスキューセンターへ連れて行ってもらいました。そこには野生動物の闇取引や違法飼育から保護された動物たちが暮らしていました。鳥羽博物館以来に出会ったマナティも!彼らは餌を大量に食べる必要があり、訪問者などからの寄付も欠かせないということでした。皆さん動物を愛する想いだけで頑張っておられて、本当に尊敬しました。

その向かい側にある動物園へも行ってきました。こちらにはピンクイルカが生息しています。園内にある湖には地元の家族連れがたくさん来ていました。

こうした方々の平穏で自然豊かな生活がどうか守られますように、そう願って素敵なアマゾンの街イキトスをあとにしました。

(写真3枚目:アマゾン河コミュニティで見た樹齢100年の木)

ペルー旅についての記事が長くなりましたが、また次回からはエクアドルについての記事を時間の許す限り書いていきたいと思います。

世界中へ当たり前のように移動できる時代に生まれたことに感謝し、人が地球に対してもう少し思いやりを持って過ごせるように努めていきたいです。

¡Hasta Luego! (アスタ・ルエゴ)それではまた。

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