2017/07/21 Fri
活動
風の送りもの
どーも。東ティモールはバウカウ病院の小林です。
実は先日、はるばる日本から海風に乗せられて高級滅菌器がバウカウ病院にやってまいりました。
この滅菌器を持ってきたメーカーさんは、「サクラ精機株式会社さん」という日本の長野県に本社をおく日本企業さんでした。
出会いもまた偶然で、私が一部屋賃貸しているゲストハウスに日本人スタッフの方々がたまたま宿泊され、ゲストハウスのお手伝いさんたちが、「純、外国人が来たから通訳してくれ」と頼んできたことがきっかけでした。
さてさて、最近東ティモール政府(保健省)は直接海外の民間企業とコンタクトをとり、医療機器を購入しているのだそうです。(基本的に、バウカウ病院の機材は他国からの援助物資が中心)
もちろん、東ティモールに日本医療機器メーカーの支店や駐在員などはいませんので、今回は仲介役としてスリランカ人の経営する医療機器の店を通していました。企業(日本)↔医療機器店(スリランカ人経営)↔保健省(東ティモール)という流れになります。
とういことで、毎晩のように会食が開かれていました。どこの国も飲みにケーションは重要ですね。。。
今回は、僕の配属先に滅菌器を搬入するということもあり、サクラ精機株式会社から病院スタッフおよび国内のME(Medical Engineer)さんへ滅菌器の使用法やメンテナンス法の説明を僕が通訳しました。(スリランカ人の方々は現地語通訳は難しい)
現地語通訳なので、「機械の構造やメンテナンスの仕方まで詳しく聞くことができた」とみんな大満足のようでした。
今回は突然の出会いでしたが、東ティモールの積極的に他国民間企業とつながりを持ち、国を良くしていこうという姿勢に私もうれしくなりました。
今回のように、地域に密着して働いているJOCVが日本の民間企業さんと協力して、良い物が来て終わるのではなく良いものをよりよく活用できる人材育成の援助に寄与することも働き方の一つかなと感じました。
今後も、日本からティモールに向けて風の送りものが続いたら良いなーと思う今日この頃でした。次回の送りものに日本酒もつけてほしいとお伝えしたのことは秘密です。笑
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