2018/03/14 Wed
活動
ザンビアで教材研究!?授業研究!?
ザンビアには、日本の「教材研究」の概念がそのままの言葉で「Kyozai Kenkyu」としてザンビア人レクチャラーや教師の中に広まりつつあります。
授業をより良くしたい、分かりやすい授業を展開したい、学ぶことに興味を持ってもらいたい…教師がそう感じるのは、日本でもザンビアでも共通です。
どんな教材を使用するか、どんな順番で話をするか、どんな発問をするか、グループワークを取り入れる場合はどう取り入れるか…
授業をどのように展開するかをしっかり考えることと、授業の準備をすることはとても重要です。
私の配属先では、教材研究のワークショップと合わせて、研究授業「Lesson Study」も実施されています。
上の写真はその際の様子で、理科の授業です。
テーブルの上にあるワークシートをグループごとでまとめて、実験の結果を授業の最後に発表し、総括をレクチャラーが行っていました。
一方的に話を聞いている時間に比べて学生たちは主体的に学んでいるように見えましたし、楽しそうでした。
主に理科と数学のレクチャラーは、日本に研修に行かせてもらった経験があります。
その際に、教材研究や研究授業の概念を学んだのだと思います。
写真の様子は、配属先の理科のレクチャラーが他教科のレクチャラーや近隣学校の教師を対象に、教材研究のワークショップを行った際の様子です。(JICAスタッフや専門家の先生を呼ばずにレクチャラーたちだけで実施していました)
少し見えにくいですが、スライド資料の中にきちんと「Kyozai Kenkyu」と書かれています。
その際に、参加者が生徒役となり模擬授業を行った時の様子です。
教材研究の概念を伝えることはとても難しいことだと思います…
振り返りの中ではネガティブな意見が出たりもしていましたが、いろいろな意見が出たということは、それぞれの授業を良くしたい!という熱い思いの表れで、その気持ちを共有できたことは大きな意義があったと思います。
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