2017/01/18 Wed
人 活動
副校長、ここはザンビアですよ!
私の配属先の学校は現在三年制ですが、来年度より四年制に変わります。
来年度からの入学生は、無事に四年間学び終えたら学位が取れるようになります。
先日、そのカリキュラム会議が行われました。
今回のブログのタイトルは、会議の中で副校長先生が言われてしまった一言です…
配属先の学校は、教育系のJICA専門家によるプログラムの対象校でもあります。
そのため、校長先生はじめ副校長先生、数学科や理科のレクチャラーは研修のために日本へ出張したことがあります。
副校長先生は三カ月前に三週間、カリキュラム研修に参加するために日本に行っていました。
日本の大学の見学なども行い、研修を通してかなり感銘を受けた様子でした。
そのため、先日の会議の中でも何回も「日本では…、日本の大学では…」と口にしてしまいました。
そんな時、一人のレクチャラーが「日本ではそれでいいかもしれないが、ここはザンビアですよ!」と…
副校長先生はちょっと落ち込んでいる様子でした…
今回はたまたま副校長先生が言われてしまった言葉…、もしかしたらこれから活動する中で私が言われるかもしれません。
活動する中で、日本のやり方を全面的に押し付けても意味がないかもしれない、しかし完全にザンビア流に合わせたら全然物事が進んでいかないかもしれない…よくある悩みポイントだと思います。
絶対に譲れない、譲りたくないことはあるかもしれませんが、一歩通行ではなく互いに協力して、どうすることが他の誰でもない学生たちのためになるのか、を基準にしたいなと思います。
副校長先生が向かい風にさらされている、みたいな感じになってしまいましたが、実際は教職員からとても慕われています。
また、いわゆる”ザンビア人ぽい”ところがあまりないように思います。
何事に対してもきっちりしておりルーズなところが一切ありません。
もちろん、誰に対してもとても丁寧で優しく、気配りや気づきの名人でもあります。
また、学生にはいろんなことを学び、経験してもらいたいという情熱もあります。
これから、どんな先生たちを育てていく学校になっていくのか、なんだか楽しみです。
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