2018/04/03 Tue
自然
ザンビアの美しい花々と緑
南半球に位置するザンビアは日本と季節が逆です。
10月と11月は暑い乾期で毎日汗だくですが、12月~3月は雨期で涼しく快適に過ごせます。
(雨が降った後の道はぐちゃぐちゃで、移動にはとても苦労しますが…)
雨期のザンビアは木々が生い茂り、花々が咲く美しい季節でもあると思います。
乾期の砂ぼこりまみれの街とはまた違う風景が広がっています。
写真は「火炎樹」という、ザンビアやザンビア周辺諸国でよく見られる花です。(写真は10月頃のものです)
元々は中南米が原産のようですが、日本でも長崎県や宮崎県などで見ることができるようです。
初めて目にした時、こんな鮮やかな色の花がザンビアにもあるのだと大変驚きました。
(ザンビアに来るまでは、砂や乾いた土地のイメージが強かったので、こんな綺麗な花が咲くとは思っていませんでした…思い込みは恐ろしいものです…)
この風景も雨期独特の美しいものであると思います。
バスに乗っている時など、窓から見える木々の美しい緑には大変癒されます。
乾期には道路周辺の木々は枯れて、乾いた景色が広がります。
乾期と雨期で全く異なる表情を見せてくれるザンビア、奥が深いです。
私個人としては雨季のザンビアの、緑が生い茂る生命力あふれる風景もお気に入りです。
(自宅周辺の草の成長スピードが早すぎて、草刈りは大変ですが…)
こちらは「ジャカランダ」です。見た目の通り、日本では「紫雲木」と呼ばれているそうです。
また、一つ一つの花の咲き方がファンファーレを吹くトランペットを連想させることから、花言葉は「名誉」「栄光」だそうです。
ちなみに、学校敷地内では牛が放し飼いされていますが、牛たちは落ちた花びらを一心不乱に食べています。
花びらそのものを食べているのか、それとも花にある蜜を食べているのか分かりませんが、ジャカランダの花は人間だけではなく牛をも魅了するのだと感じました。
残り任期が約3カ月となり、私が帰国する頃のザンビアは乾期(しかも寒い…)になります。
私が見ることができる美しい雨期の風景もこれが最後かと思うと、なんだか少ししんみりします。
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